「すべては自分のこころが創りあげた現実」とありましたが、わたしはマイナスのことしか創り出せません」・・・ブログ読者のAさまよりのメール。
わたしたちは毎瞬、毎瞬、思いや感情、信念を、バイブレーションというかたちでまわりに発し続けています。休むことなく、いつも、いつも、いつも・・・。
わたしたちだけでなく、机だって、椅子だって、石ころでさえも、独自のバイブレーションを発しています。だからこそ、「この洋服を着ていると落ち着く」「この場所は心地よい」「この人といると楽しい」というように、自分と同じ種類のバイブレーションを感じることができます。
わたしたちのもつ、このバイブレーションションこそが、わたしたちの次の体験を創り出してくれます。創り出す、というよりは、むしろ「バイブレーションによって次の現実が選択される」といったほうが正しいかもしれません。
なぜなら次の瞬間の可能性は、じつは星の数ほど存すでに在しているからです。
NASAのバップル望遠鏡がとらえた星団の写真。宇宙とは、こんな星がひしめく様子が無限に広がっているところです。
もし星一個がわたしたちの可能性のひとつだとすると、これが無限に存在し、その中からわたしたちはひとつの次なる現実を選択します。自分のバイブレーションがそれを選びだしてくれます。・・・だから、ほんとうは何でもアリ!どんな未来でもアリなのです。
物理学者のカク・ミチオ氏は、パラレルワールドとしてすでに存在しているたくさんの可能性を紹介されていました。カク氏の表現では、すでに存在するたくさんの現実は泡のようで、シャボンをぶくぶくしたように隣あってたくさん存在していると。そして、泡同士の膜は薄いので、他の現実に移動するのはじつはとても簡単なことなのだと説明されていました。
さて、そんなふうにすでに選び放題のたくさんの現実がわたしたちを待ち受けていてくれているわけです。だから、あとはその目指す現実にチューニングしてあげるだけ。つまり、体験したい現実のバイブレーションに自分が今ここでなってみること、これが他の現実を選ぶために大切なことのようです。
そのためには、まず、
ステップ1: 今の現実で被害者にはならず、「わたしがこれを創りました。まさしくわたしの仕業です!」とちゃんと認める。(「わたしじゃないもん!」と、外に原因があると考えると自分のパワーを外側に渡してしまいます。はっきりはわからないにしても、かならずどこかの時点でその現実を選択しているものです。)
ステップ2: 「自分でした!」と認めると、自分にものごとを変えるパワーが戻ってきます。
ステップ3: そして、今、思い通りになっていないがために直面している「イヤな感情」をまずは無条件で受けとめて、全身で感じてあげます。「感じること」はものごとを正して、軌道にのせるには大切なこと。(じつはこれは、今起っていることではなく、こども時代に抑圧した感情を解放するために、わざわざその感情が引っぱり出される状況を自分で創り出しています。全身で感じて、その抑圧した感情を解放し終わりにしてあげます。)
ステップ4: そしてここではじめて、新たに創り出したいもの(可能性の中から選びたいもの)を決めて、その場面をありありと思い描きます。もう、そうなっている自分を感じます。そうすると、そのバイブレーションを創り出すことができます。
ステップ5: そしてはじめて、あまたある未来の中から、想い描いたものにチューニングし、その現実のなかで生きはじめます。
・・・というよいうに、まず被害者にならないこと、そして今、出てきているイヤな感情にちゃんと向き合うこと、これができてはじめて新しい現実を選ぶパワーを手にすることができるのです。
わたしは、NASAの宇宙の写真をながめるのが大好きです。だって、「わたしの未来、こ〜〜〜んなに選び放題!」って嬉しくなるから。・・・その事実を知るだけでも、自分の意識が、可能性が、自然と広がってくれるのです。