14-07-15 がんばらずに甘える習慣

わたしがしばしば感じること・・・

それは、「ポットやトースターといったシンプルな家電にでさえ【取り扱い説明書】がついているのに、なんで人間には【取り説】がついていないのだ?!」ということ。

それってスーパーコンピューターを与えられて、「あとは勝手にいじってね」と言われているようなもの。

ぜひぜひ小学校で、いえ幼稚園でもいいです、こころの取り扱い説明を義務づけてほしいと思ってしまいます。それは漢字が書けることよりも、計算が早いよりも、ずっと大切なこと!(こころこそが人生を「創りだす」モト!こころを制すれば、人生を制するともいえるのです。)

残念ながら取り説はないけど  ・・・ どうやら「ナビ」はついているようです。

「ナビなんてあったの」って?  ・・・ はい、みなさまおひとりおひとりにナビ搭載!それも、かなり正確な!

たしかに、最近のスマホのように、自分から話しかけておうかがいをたてないとまったく起動はしないのです。それを知っていて、おうかがいをたてた人だけのものなのです。

スマホの「しゃべってコンシャルジュ」だって、なにも尋ねてないのに勝手に指図をしたりはしません。たずねたときだけ、対応してくれます。

なので、わたしたちのナビも控えめに謙虚に、役にたてるときをじっと待っていくれているのです。

ひとたび尋ねることが習慣になると、じゃんじゃんお答えがくるのに驚くかもしれません。

このナビはわたしたちと違って、過去も未来もすべてを見通して視野に入れたうえで、そこに関係する人全員がハッピーになるような、そんなベストな解決策をいつも提示してくれるのです。一方、つねに過去の経験に縛られて、過去の繰り返ししか頭に浮かばないわたしたちにとっては、まったく考えもつかない解決策であったり、また新しい流れに運んでくれたり・・・おうかがいをたてることは大切です。

ただ自分を静かにして、自分自身に「この問題の解決策を高い視点から教えてください」とお願いするだけ。あとは答えがやってくるのを期待しながら、ひらめくまでほっておきます。ちゃんと期待するとやってきます。直感としてやってくるかもしれないし、友人のアドバイスであるかもしれないし、ふと目にする、耳にするひとことかもしれません。 ・・・つまり、いったんお願いしたら、どこからでも答えはふってくるのです。 ・・・お答えのキャッチもうまくならなくてはなりません。

これに慣れてしまうと、決断の怖れや、進むときの迷いや、もろもろの面倒くさい思考から解放されはじめます。(これに慣れるといっても、ナビは結局、本当の自分からやってくるので「自分」であることには違いないのですが)。そして、その結果にも必ずや満足すると思います。

どうも一人で頑張っちゃうクセがついている方、たよっちゃいけないと思っている方、自分で考えすぎてわからなくなっちゃう方  ・・・ 甘えちゃいましょうよ!ほんとうの自分に!

 

(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/心理療法家・ヒプノセラピスト)

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