お茶の間シネマトーク「寒くなると観たくなる“ラブ・アクチュアリー”」

ヒプノセラピスト、古川貴子のブログ

もう10年ぐらい前に試写で観た作品で、ときどきDVDが観たくなります。

11月のロンドン、クリスマスにむかって9つのさまざまな愛の物語が展開します。

小学生の片思いにはじまり、親友の新妻への秘めた想いやら、上司と秘書、そしてその妻との三角関係、ずっとお互いの気持ちに気づきつつもすれ違いの二人、 などなど。

クリスマスは、家族や恋人、愛する人たちと過ごす特別な日。西洋の人たちにとっては、バレンタインよりももっと愛を表現する日として意味があるのだと思います。

その日に向かって、それぞれが自分の気持ちに正直であろうと勇気をふるいたたせて行動を起こします。そしてその様子のはしばしに、かつての自分が感じたことがある、ためらいや不器用さ、じれったさ、切なさや悲しさ、そして舞いあがるほどの嬉しさなど、もう忘れてしまっていた感情を重ねあわせることができるのです。「あ〜、わかるな〜、その気持ち」って。

LOVE ACTUALLY is all around ......実際、世界は愛でいっぱい、そしてまさに愛で動いている、と実感できる作品です。

観ていて、イギリス訛りの英語は、こんな思いまどう心にぴったりだな〜と思ったりしました。これがアメリカ英語(or アメリカ人)だったら、もっとあっけらかんとしそうな・・・イギリスが舞台だからこそ、より説得力があるストーリーかもしれません。

監督リチャード・カーティスさんは、あの「ノッティングヒルの恋人」や「ブリジット・ジョーンズの日記」などを手がけていて、ラブストーリーの名手ですね。この作品の中にローワン・アトキンソンが出てくるので「 ?  」と思ったら、なんとMR. ビーンもこの監督さんだったのですね!

涙壷度:★★☆☆☆(いろんなところで泣かされましたが、どの関係のどんな場面で涙したくなるのか ・・・きっとそれぞれが違うのだろうと思います。)