うるわしい女性たちのたたづまいに、おもわずため息。
Bunkamura で開催されている「英国の夢 ラファエル前派展」に足を運んできました。
わたしのこよなく愛する画家 フレデリック・レイトン卿の作品もいくつか展示されていました。
見てください。この美しさ。レイトンの描く女性はほんのりと体温が感じられるものの、女神のような神々しさがあります。
ほかにも、アルマ=タデマやエヴァレット・ミレイ、ウォーターハウス 、ロセッティ、バーン・ジョーンズ など、ヴィクトリア朝時代の作品がざくざく。日本ではお初の作品もたくさんあります。
この時代の絵画は、古代ローマ、ギリシャや神話を題材にしたものが多く、描かれている女性たちもミステリアスな美しさをたたえ、ドラマチック。
こちらはミレイの作品、「春 林檎の花咲く頃」。女の子たちののどかなピクニック風景に見えますが、じつはそれぞれの表情にその未来を暗示しているそうな。横たわる右側の女の子のすぐそばには釜が描かれていますが、彼女の未来はいかに・・・?
池をのぞきこむのは、自分に恋しちゃったナルキッソス。「エコーとナルキッソス」ウォーターハウス
けだるい感じの半裸の美女たちは、ジョセフ・ムーアの「夏の夜」。
Bunkamura ザ・ミュージアムにて3/6 までです。