レオナルド・ダ・ヴィンチの名画、「糸巻きの聖母」が初来日しています。お友だちに頂いたチケットで鑑賞してきました。
「モナ・リザ」をはじめて観たとき「思ったよりも小さい」と感じたけど、この作品もわりと小ぶりです。が、なぜか「ずっと観ていたい」と感じる、ダ・ヴィンチ特有の引力があります。(混雑のため立ち止まって鑑賞できず・・・残念)
油彩の展示はダ・ヴィンチの工房にいたお弟子さんたちのものがほとんど。
お弟子さんたちは日々、ダ・ヴィンチとともに制作しながら、少しでもその技を盗もうと切磋琢磨していたことでしょう。しかし、当然のことながら「ダ・ヴィンチ風」は、どんなに頑張ってもダ・ヴィンチにはなれません。そうです! カニ風カマボコが決してカニにはなれないように・・・。(^。^;
今回、ダ・ヴィンチの研究ノート(天才のノート!)も展示されていたのですが、びっくりしました。小さめのノートに、豆つぶのような文字がきっちり整然と書き連ねられています。わずかな余白には図解があったりして、そのイラストでさえ(例えば鳥とか)完成度が高い。(ロウソクの薄明かりのなか、ちまちまとペンを走らせる仙人のような姿が目に浮かびます。)
万能の天才は、かなりの几帳面だったようです。・・・そうですよね、ドンブリな人だったら、あんなに様々な分野で偉業は達成できなかったでしょう。
あ、ダ・ヴィンチさん、いました! 笑 (売店にて)