自分じゃ観に行かないです。泥まみれっぽい映画は。(たとえば、「パイレーツ オブ カリビアン」もその部類。笑)
この「レヴェナント - 蘇りし者」はレオさま悲願のオスカー受賞作でもあり、レオさま好きのSちゃんと一緒に鑑賞しました。
前回Sちゃんと観たレオさまは、「華麗なるギャッツビー」でしたっけ。レオさま、超お金もちの色男でした。ところが今回は、最初から最後まで、ボロボロ、ドロドロ、ズタズタ。美しいシーンやロマンチックな場面は皆無です。
でもすごいなと思ったのは、そんな姿になりつつもレオさまは他のズタボロなおじさんたちにくらべて、どこか品があるのです。おもいっきり汚くって、悲惨になっても。
予告にあるようにグリズリーに襲われて、瀕死のまま生き埋めにされて ・・・ そこからの「蘇りし者」かと思ったら、完全に甘いでした・・・。2時間半、しじゅう「蘇りし者」です。詳細は書きませんが、ずっとです。(それにしても、グリズリーに馬のりになられて、顔のうえにヨダレをたらされたくはありません・・・汗。)
私は観ていてレオさまと一体化していたので、凍てつく荒野でサバイバルしながら、寒い、痛い、つらい ・・・ああ、あったかいお風呂に入りたい、お布団で眠りたい ・・・とずっとそんな気持ちでしたが、一方せっちゃんはものの一時間程度で、あまりのことに笑いがこみあげてきていたとか。さすがハリウッド、悲惨さのなかにもしっかりと笑いをとっています。
なので、観終わったあとに重くなったり、考えさせられたり ・・・ という感じはまったくなく、誰かとしゃべりたくなります。私たちもエンドロールが終わって劇場が明るくなっても、しばしおしゃべりしていました。案の定、Sちゃん、お化粧室で知らないおばさまにおもいっきり感想をシェアされておりました。
こんなレオさまもめったに観られません。是非、ズタボロレオさま、ご賞味ください。
それにこのような究極なサバイバル体験もなかなかできません。レオさまと一緒だったらコワくない?! 劇場で擬似体験してみては?! かなりバラエティーに富んだサバイバルができますよ〜。 (ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )
涙壷度:☆☆☆☆☆(ゼロ)けれど、2時間半、退屈しません!