先日、お友だちと会って帰る道すがら、ず〜っといい匂いがするのです。まるで生花みたいな。
近くに花束でももった人がいるのかな? あるいは、店先のお花? ・・・ と、あたりを見まわしても、とくにお花は見あたらず。
あれ? うちに到着してもいい匂いがするけど・・・?
じつはこれ、お友だちにいただいた石けんがわたしのバッグに入っていたのです。「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の石けん。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は800年もまえからある世界最古の薬局で、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の修道士さんが癒しに使っていたらしいのです。だから、とっても自然ないい匂い。
フィレンツェには数度行ったけれど、サンタ・マリア・ノヴェッラの美しい教会だけを見て、すっかり薬局は見すごしておりました。 残念!
石けんには「garofano」とあり、これはカーネーションのこと。
カーネーションに香りがあるなんて知らなんだ! そして、石けんにまでなってるなんて。
カーネーション石けんは、お花屋さんに一歩足をふみ入れたときのような、ちょっと青っぽくて、みずみずしい匂い。ああ、あのお花屋さんの青っぽい匂いはカーネーションだったんだ〜。
今、ベッドサイドにおいてあるけれど、やっぱりお花を生けてあるようなほのかないい香りがただよってきます。
ああ〜、フィレンツェなつかしいな〜♪