「もう、いっぱい、いっぱいだわ」
「少し距離をおかせてちょうだい」
「なんでこうなの?(こうであって欲しくないのに・・・)」
・・・
なんか昼ドラの一場面にありそうなセリフですね〜。
これは私のリアルなセリフなのですが、
いったい、だれにむかって言っているのでしょう?
じつは ・・・ シナモンロールにむかって発せられた言葉(苦笑)。
お友だちにいただいたスウィーツパスを着々と使用している日々、ときにはお得すぎてアップアップしてしまうことがあります。CINABON でパスを使ったら、シナモンロールの大きいほうのサイズ(二つ分ぐらい?)に、生クリームもりもりのアイスココアのようなビッグサイズのドリンクつき。
甘いもの好きでぜんぜんOKなはずなの私ですが、食べながら汗が出た! (辛いもの食べて汗がでるのは聞いたことありますが・・・。)汗をかきながら、「甘すぎる!」「大きすぎる!」「なんでこのドリンクなの?ここはブラックコーヒーでしょ!」と文句が出るわ出るわ。
でも仮にシナモンロールにそんなこと言ったとしても、「ボクはそういうものなんです〜。これがあるがままなんです〜。罪はないんです〜。責めないでくださ〜い」と泣かれそうです(ごもっとも!)。
そこで冷静に、「あ〜、わたしたちって(複数系?!笑)、楽しいことをしながらもいちいち文句をつけるんだわ。それは、もともとそういうものなのに。そのまま素直に楽しまないで、まるでケンカを売っているみたいだわ」・・・と反省。
そのときの文句の一部が最初に書いたセリフなのですが、あることに気づいてしまいました。
このセリフって、どっかで聞いたことあるな〜。なんかお馴染み感まんさい。
そうだ! だれかさんとケンカしたとき、口に出しても出さなくても、こんなこと口走っているな〜・・・と。
食べものに対する文句、出来事に対する文句、そしてパートナーに対する文句 ・・・ ヤダ〜! フタをあけると、文句ってみんな同じじゃない?!完全にワンパターン。毎回、対象(目的語)をすりかえているだけ?
っていうことは、もともと文句を言いたくってしかたのない自分がいて、あわよくばターゲットになりそうなものがあればまんまと悪者にでっちあげ、たまっていた文句を吐きだしているだけのようです。
でもシナモンロール同様、みんな「わたしはもともとそういうモノ(人)なんです〜」ってまっとうなことを言われそうです。
そのまっとうなものをつかまえて、毎回同じ文句を言いたい私って・・・(汗)。冷静に考えると、「失礼いたしました〜!」という感じです。
なんにしても、改善の第一歩は「自分のパターン」に気づくこと。気づけてよかった ・・・。
「ほほ〜、こんなことしてたんだわ、わたしって。かなり巧妙な手口だわ」って。そして、そんな手口を笑えちゃったら上々です。
実際、シナモンロールに対して文句をいっているその最中、いきなり紋切り型的な文句のパターンに気がついてしまった私は、おもわず笑ってしまいました。シナボンでもパートナーでも、他のものでも、まったくセリフが変わらないなんて、なんてワンパターンな(苦笑)。もうちょっと違うこと言ってみたら?って。
そこで ・・・是非、ふだん口にする文句に気づいてみましょう。いったい何を一生懸命主張しているのでしょう?
対象はバラエティーに富んでいるけれど、言っていることは同じ、「わたしの思ったとおりにしろ〜!わたしにあわせろ〜!わたしの好きにさせろ〜」なのです。私がお山の大将になりたい、主導権を握りたい、コントロールしていたい・・・。ははは・・・思いどおりにしようと、 地面で転がりまわってる三歳児が目に浮かびましたよ。
これって、どれだけ現実を怖がって抵抗しているんだか(怖がってなければコントロールとは無縁です)。
そうなんですね。わたしたちって、みんなどこか幼児のままのところがあって、コントロールをさせろと癇癪を起こしています。ほっといたら、大変なことになっちゃうよ〜って。でも、そもそもコントロールなんてきかないから、無力感がつのることになり、もっと力いっぱいコントロールしようという悪循環に陥ります。
結果、コントロールできなければ、ぬいぐるみを投げ捨てるように人でもモノでもポイしちゃう。思うようにならないものは、おはらい箱。でも、いくら新しいものを次から次へと手にしても、パターンに気づかないとゴミが増えるだけですよね〜。(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )
できることといえば、シナモンロールの甘さを讃えること! あるがままを讃えること。「わあ〜、ここまで甘くできるなんてすごいではありませんか!」「わあ〜、彼が(彼女が)毎回こんなことを言う(する)のはおもしろいじゃありませんか!」とね。(笑)
おもしろがれたら、もう「あるがまま」です!
スウィーツパスさん、いつもありがと〜♡ 「シナモンロールさん、ここまで甘くできるなんて、スゴイですね〜!(拍手)」