自分の年齢が気になり、結婚相手さがしにすっかり気をとられるあまり、日常をリラックスして楽しめない・・・ というクライエントのA子さんとお話ししていたときのこと。
「大丈夫! 出会うべき人や、起こるべきことを、うっかり逃してしまうことも、ふいにしてしまうこともありえないから。結局は、起こることしか起こらないし、出会う人にしか出会わないから。だから、リラックスして、やってくるものを受けいれて楽しんでいましょうよ」とわたし。
すると、「貴子先生、最近アニメ映画を観てきたのですが、それがまさにそんな話しだったんです! そのアニメでは、会ったことがないふたりなのに、すれ違うときにお互いがちゃんとわかるんです。わたしにも自然にわかるときがあるんですね?!」と嬉しそうなA子さん。
アニメのごとくドラマチックといかなくても、わたしたちはふだん人と出会うとき、すでにピキッときているからこそ「また、会いたい」「もっと知りたい」と思うのですものね。そして、そんなときには、相手もなにかを感じてる ・・・。
ものごととの出会いも同じです。無意識に選んでいるようでも、ちゃんとピキッときて、だからこそ選びとってる。
その直感の嗅覚の鋭さには、いつもびっくりさせられます。相手のことはなにひとつ知らなかったにもかかわらず、あとから冷静に調べてみると、価値観やら、好きな時間のすごし方とか、食べ物の嗜好やら、すべてがほどよくマッチしていて、「よくぞなにも知らずにちゃんと出会うな〜」といつも感心してしまうのです。
ようは、アタマは使わず、すべてを知っている高い自己(ハイヤーセルフ)とつながっている直感にまかせておいたら、自動操縦のようにうまくいくのです。アタマにしゃしゃり出させないことです。
A子さんが教えてくださった映画は、最近大ヒットしている「君の名は。」という新海誠監督のアニメでした。
さっそくリサーチしてきました。(‥ºั⌔ºั‥ )
わあ! めちゃくちゃ混んでる! 人気なんですね〜。
新海監督の作品は、本当に画面がきれいで、思わず引きこまれます。東京と飛騨の山奥を舞台にしているのですが、夏の光に都会も田舎もきらきらと輝いて、それだけでもこころ奪われる作品なのです。
会ったことのない男の子と女の子という二人の高校生のあいだで繰り広げられる物語。都会と田舎という距離、そして時間軸が交錯して、二人は顔をあわせることがないのですが、それでもときを経て、都会の喧噪のなかでふとすれ違ったとき、二人ともふりむかずにはいられないのです。なんだかわからないけれど・・・。
そう、出会う人にしか、出会わない ・・・。そして、出会ったら、そのときはぜったい間違わない ・・・。
観ていて高校生だった頃の夏休みを思い出したし、画面からあふれてくる田舎の夏草の匂いや風の心地よさが、自然のなかで過ごした頃のわくわく感を感じさせてくれました
アニメもいいですね♪ ストレートに楽しめました。