わたしたちの船である「日本ヒプノセラピー協会」は、7月から改修工事に取り組み、昨日、ようやく立派な帆をはることができました。じゃじゃ〜ん!!
それは、「社団法人」としてスタートすること。そのための書類がいよいよできあがり、司法書士の先生を囲んで、できたての素晴らしい定款や書類の数々に理事のみんなで署名・捺印を完了しました。
11月1日をもって、「社団法人 日本ヒプノセラピー協会」が誕生することになります。
署名・捺印の儀式のあとは、いつものミーティングに突入。
「セラピスト」としてお仕事をしている私たちは、どうも「地に足がついていない」浮遊状態(?)のことが多々あり、そこは相談役になってくださっている見衣子さんがじゃんじゃん宿題を出して、バシバシお尻をたたいてくださいます。
ひゃ〜、あんなことも、そんなことも、こんなことも、やらなくちゃならないのね〜!と改めてびっくりするばかり。
事務所の設立にはじまって、組織の運営、会員の規約や管理の仕方、資格の認定、広報、セミナーやスクールの開催など、さまざまなことを刷新していくお仕事があるのですが、わたしはもっぱら「ヒプノセラピスト養成スクール」の初・中・上級のカリキュラム作成とテキスト制作担当、いわば教育主任といったところです。
多くのヒプノセラピースクールやコースでは、だいたい同じ内容が教えられています。(まあ、「ヒプノ」という枠のなかではそんなものですが・・・。)
でも、私たちいわく、ヒプノ(催眠誘導)はあくまでもセラピーへの導入部分であり、いわば道具のようなもの。人を催眠誘導できる(ヒプノができる)からといって、セラピーができるとは限りません。大切なのは、ヒプノセッションのまわりを取り囲むさまざまなセラピー要素・スキルであり、そこをむしろ重要視したいと思っています。
なので、今までの上級コースは中級の前半へと改名して、さらにその上にまったく新しい独自のコース、中級の後半と上級コースをつくることにしました。
そもそも「問題」や「苦しみ」は、「個としての私」という分離感、欠乏感、怖れ、孤立感から、助けと答えを求めて、何も答えが見つからない世界に探し続けるというところから生じています。
だから、「問題」や「苦しみ」をほんとうに癒すためには、「個」の意識を、対立や葛藤の危機感がない「全体」「ひとつ」へと広げていく以外にはないのです。つまり、世界で何を手にいれようとも、どこを目指して頑張ろうとも、結局徒労に終わり、自分を真に癒してくれる答えを手にすることはありません。
そういった意味で、新しいカリキュラムのなかでは、「本当の自分」への正しい認識をもつことで無用な怖れをなくし、さらに意識を分離した「個」から「全体」へと導けるようなステップをふんでいます。
心理学の父、フロイトにしろ、その弟子のユング、そしてカウンセリングの大家、ロジャースでさえ、晩年は「個」を越えたものに言及し、それが大切であるといっているのですね。個人の心というものに向き合えば向き合うほど、どうしても「個人」を越えないとつじつまがあわなくなってしまうという。おもしろいものです。
そんな本当の自分である「大きな意識」を、あくまでも楽しく、軽やかに学べるようにコースとテキストを考案中です。
新しいテキストもなんとか形になったので、明日は他の理事のみなさまにお披露目しつつお勉強会。楽しみだわ〜♪(すでにお遊び気分!)
セラピーを始めて20数年、そこで個人的に温めて、確信を深めて、ずっと伝えたいと思ってきたことを同志のみなさまとわかちあえるのがとっても嬉しいのです。
このお勉強会で改善点をみつけつつ、さらに赤ペン添削くんをつづけて、今年中には「ヒプノセラピスト養成スクール」の新しいカリキュラムとテキストが完成する予定です!
尚、新しくなった「(社)日本ヒプノセラピー協会」の正式なスタート、キックオフは2017年1月から。どなたでも気軽にご参加いただけるワークショップやセミナー、そしてヒプノセラピスト養成スクールも、来年1月から順次開催予定です。
もうすぐ、リニューアルされたサイトもオープンしますので、またでき次第ご案内させていただきます♪
PS ハロウィンクッキー、チョコレート、いただきました〜。 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶