気づきの日記「トランプさんはセラピストなみだった!」

アメリカ大統領選、気になっちゃいました? 誰かと感想をのべあいました?

あのビックリな結果がでた翌朝、スタバに行くと年配の男女のグループがトランプ新大統領についてそれは熱く語りあっておりました。

さらに、その帰りにスーパーに立ち寄ると、男性のお客さんがアメリカ産98円の激安ブロッコリーを握りしめ「これもトランプになったら高くなっちゃうわけ?」と店員さんと話してたし。とても、他国ごととは思えません。

誰も安倍さんが総理になったとき、こんなリアクションしなかったのにね・・・。

トランプさんが共和党から声をあげたとき、わたしはジョークかと思いましたよ。つまり、億万長者にも飽きて、気晴らし、エンターテイメント気分で立候補したのかと。だからあんなに言いたい放題なの? って思いました。

ところが、いちばんあぶなっかしい人がじつはいちばん強くって、あれよあれよというまに大統領になっちゃいました。

私たちは無意識のうちに抑圧されていた感情がついに解放されたときに、とてもスッキリ!!します。気持ちがよくなります。心のお荷物がなくなったことで、ふたたび前向きになれます。

それがセラピーなわけですが・・・。これは自分でやらなくても、他人がそうしているのを見ても同じように浄化が起きてスッキリすることができます。

どうやら・・・ トランプさんは、このセラピー効果を人々に与えちゃったのかもしれないな〜、浄化作用を起こして気持ちよくさせちゃったのかもしれないな〜と思うのです。

つまり、トランプさんの歯に衣きせぬ毒舌を見ているうちに、抑圧されていた自分の「不満」「怒り」「攻撃性」が同調し、みずから浄化が起こるということ。「あの人が言いたい放題言ってくれて、すごくいい気分になる。軽くなる。前向きになる。もっと言ってくれ!」というように。

それだけ、みんなの「いいかげんにしろよ!」感と、「もう、我慢の限界!俺(私)の邪魔をするやつはすべて抹殺だ!」という激しい怒りがマックスに達していたのでしょうね。

それぞれがそれぞれのことで圧力釜のフタが吹っ飛ぶ寸前まできていたのが、トランプさんによってうまくガス抜きと浄化ができたということのようです。

あら〜、トランプさんって上級セラピストじゃありませんこと?!認定証をさしあげましょうか。(笑)

私たちは自分が弱く感じて、強さを取りもどしたいとき、その解決方法として「怒り」や「攻撃性」を使うけれど。それは強さとはじつは違うもの。弱さがねじ曲げられたもの。弱さから脱して、とりあえず強くなりたいと思って、間違った方向に走ってしまいます。

なぜから、「怒り」と「攻撃性」を使ったあとは、「仕返しされるかも!」と怖れるようになるので、結局弱く感じることになるのです。

でも、抑圧していたものは、いったん表面化されて意識にのぼり気づくことによって、終わりにすることができます。

だから、ある意味では、ふっ飛ぶ寸前だった「怒り」「憎悪」「不満」はトランプさんによってうまく意識化され、収束に向いつつあるのかもしれません。

そのあとは・・・自分が目にしているものを、どうするのか? それを使ってなにを体験するかを決めるのはいつも自分です。たとえ、なにが目のまえにあろうとも。

常にあるたった二つの選択肢は、「愛」か「怖れ」か。

つまり、それを「愛」つまり安らぎや喜びのために役立てるのか、それとも「怖れ」の気持ちにとらわれるあまりに、目にするものすべてに怖れを見るのか。オセロをどんどん白に変えていくのか、パタパタ黒に変わっていくのをただ眺めているのか。

なにが目のまえにあろうと関係なく、じつはこの選択だけが大切なのですね。ここからどちらを選んでいくのかを決めることが。

圧力釜の弁が抜けるように、全世界みんなのネガティブさがブシュッとガス抜きされてスッキリしたところで、さて仕切り直し。そう、セラピーでもネガティブさをじゅぶん出したところで、新たに選びなおします!

トランプセラピストによる浄化が完了したところで、それぞれがあらためて「愛」の見方、優しいこころにフォーカスできるようになるといいですね〜。

もちろん、トランプさんも! ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子ヒプノセラピーカウンセリング )