07-06-27 学ばれていないレッスン

「それは、真に学ばれるまでくりかえす」

私たちがその問題の核心を学び終えるまで、同じレッスンがくりかえされる ということ。

その昔、くりかえし起こる同じような問題に、「いったい、宇宙は私に何を学べと言っているのぉ〜?! 」と、あまりのわからなさに叫びたくなったことがありました。

教科書だって、〈学びのポイント〉が最初にちゃんと示されているというのに。私たちは何のテキストも与えられず、いったい何を学んだらいいのか教えてもらうこともないなんて、ぜんぜんフェアじゃないわ〜。「それって、じつは学んでほしくないってこと? 落第してくださいってこと?」と逆切れしたい気持ちになったものです(問題は自分がこしらえているのにね〜・・・ 苦笑)。

で、問題をまえにして、その「学びのポイント」なるものをいろいろと憶測して、試してみるわけです。

「これですかい?」「え? これじゃダメ?」「じゃあ、これはどうだ?」「う〜ん、びくともしないな〜」 ・・・ というぐあいに。

学ぶべきレッスンについていろいろと予想して、「さては、もっとポジティブに生きなさいってことかしら〜?」とか。

ムリにポジティブは役に立ちません。ネガティブを抑圧するので、あとで必ずシワよせがきます。それよりも、ネガティブに考えてしまう理由を探求したほうがいいのです。

「あ、きっと自分のことばかりで愛が足りないから、もっと愛をもちなさいってこと?」とか。

ムリに愛の人になろうとすると、イイ人として犠牲をすることになるので、あとでもれなく不平不満と怒りが爆発します。私たちはもともと愛なので、あらためて愛になることはできません。それよりも今、愛でいられない自分の意見をきいてあげる方がよっぽどいいのです。

で、結局わかったのは、「あるがままをそのままにしておける」までレッスンがくりかえされる ・・・ということ。

宇宙(神・源)に対してイチャモンをつけて、チャレンジし続けるのではなく、ありがたく今を頂戴し、味わい愛でるということ。

これができないと、私たちは年がら年中、不平不満を言っていることになります。でも、これはまったく流れを信頼しない、大いなる力を信頼せず、それよりも私が考えたプランのほうが素晴らしいに決まっているから「私にやらせなさい!」と、力づくで現実をどうにかしようとしているわけです。大いなる力にケンカをうってる?!

ほんとうに今あるものでよいのか ・・・ それは「これでよし」とありがたく今を頂戴してくつろぐまでなかなかわからないことなのです。不平不満を言っていると、敵をつくることになり、自分のこころが分裂します。分裂すると、ひとつである完璧さが失われて、完璧さが見えなくなるのです。

信頼ができるようになるまでは、わたしたちはそこでドタバタしていて、そのドタバタ感からは安らぎはやってきません。

実際、誰も「あるがままのこのままでいい」なんて教えてくれませんでしたもの。いつも何かを変えるためにチャレンジさせられてきました。

「教育」と称されて擦りこまれてきたことは、みんな自分の首をしめることだったとはね ・・・ 。苦しい、苦しいといいながら、じつは私たちは自分の「考え」で自分の首をしめています。「このままじゃダメよ」「もっとだわ・・・」と。

じっと止まって、正気にもどるまで、わたしたしは「今」という瞬間がいかに十分で、完璧であるかに気づくことができません。

たった今 ・・・ 私のパソコンは若干ふるくはなってはいるものの元気に働いてくれていて、ブログを書くには十分。このマックくんは、もっと高度な仕事ができるのだからさせてくれといいますが、ごめんね〜、ワープロどまりで・・・笑。

そして、かたわらにはおいしいコーヒー、最近お気に入りの成城石井のロイヤルブレンドのマグがあり、窓からはどこからともなくクチナシやジャスミンの香りが風にのってただよってきます。

さらに、ちゃんとお洋服も着てるし、椅子にも坐っているし。今、クツはなくても大丈夫だけど、さいわいクツだって持ってるし ・・・ 数歩あるけば、チョコレートの箱もあり。

今、必要なものは十分です。完璧にあります。 ・・・ 欠けてるもの? ありません!

こんなシンプルなゆたかさに、毎瞬、毎瞬気づくこと。

自分ではどうにもできない「未来」というものを楯にして、今、あれやこれやと不満をならべないこと。そうするといっぺんに、たった今ある十分さが消えうせます。

たった今、十分であればOKなのです。そして、いつもなぜか十分なのです。不思議なことに ・・・。

昔はあれやこれや「学ばれていないレッスン」について考えたり、試したりしていたけれど、ようやくレッスンのポイントという項目を見つけられたようです。

見つけただけで満足しててはいけませんね。毎瞬、毎瞬がレッスンが続きます☆ (∩˃o˂∩)

 

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