気づきのぷちノート「目のまえのことにガーンっとなったら・・・」

ガーンとなっているのは、じつは、目のまえのことについてではなく、「自分の空想」に対してショックをうけています。

私たちのこころは、あっというまに今を離れ、先走り、ずっと未来にいってしまいます。それも、でっちあげの未来へ。

たとえば、ガーンの原因が病気のようなものだったら ・・・ 「手術が必要かも?」(それって、ほんと?)、「そうしたら、仕事に支障をきたす?」(でも、今はいつもどおりですよ!)、「キャリアに影響がでるかも?」(今はなんの影響もありませんよ!) ・・・ と言う具合に、どんどん今から遠ざかり架空の怖れにはまりこみ、ちぢみあがります。

でも、今はまだどれも起きていません。

今起きているのは、「ちょっと人よりちがうかも」ということだけ。

何が私たちの未来をつくるのか ・・・ というと、「今起きていること」ではなく、「たった今のこころの状態」です。

怖れを感じていればそれを証明する未来を見せてくれるし、安心していれば安らかな未来を見せてくれます。それがこころの創造パワー。

だから、今起きていることもじつは「過去」の怖れを証明してくれている結果にすぎません。それに反応してしまうと、メビウスの環からぬけられなくなり、ぐるぐる怖れだけが循環します。

なので、目のまえの問題はとりあえずどうでもいいのです。それに反応することよりもスルーして、ただ今「安らぎ」を選ぶ方へ進みます。これは軌道修正です。

すぐに安らぎを選べない場合には、怖れや動揺をただ受けとめて感じて手放してしまいましょう。

何かを変える力は「未来についての妄想」のなかにはありません。たった今、ここにとどまって、本来の自分の状態である「安らぎ」を感じることで、邪魔っけな妄想がなくなった分だけこの問題に対処する正しい答えを受けとることができるようになります。

怖れは怖れとしてただ受けとめて手放し、ただ安らかに「ここ」にとどまりましょう。

「ここ」のみが、真に存在する時間であり、真の導きが存在するところです。あとは、その導きが正しく安全にナビをしてくれます。安心してすべて委ねて手放してしまいましょう。

そう! 私たちは、空想でヘンなモノを作り出しさえしなければ、じつは安全なのですね。本来の安全状態、安らぎの「今」にとどまりましょう♪

 

 

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