公開を楽しみにしていたクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記的な映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
正直、ちょっと心配だったのです。ドキュメンタリーフィルムならまだしも、あの異色のエンターティナー、フレディのカリスマ性を演じきれる俳優さんなどいるのかしら ・・・と。たんなるモノマネっぽくなっていたらゲンメツだな〜と。
あの希有な個性こそがフレディーだから・・・。
それが ・・・ すごくフレディでしたっ!
実物のフレディ以上にフレディの内面を感じさせる俳優さんで、ステージのマイクパフォーマンスやあの独特の身のこなしも、立ち姿もフレディそのもの。そして、ステージ上では見せることのない彼の内面の繊細さや葛藤も表現されていて、ひとりの若者としてのフレディを描きだしています。
ラストの10万人規模のライブエイドの場面は圧巻で、まさにライブ会場に足を運んでフレディの歌声を聴いているよう。(ご覧になるときには、ぜひスクリーンが大きくて音響のよい映画館でどうぞ! 私は I MAX シアター で観たのですが、音の臨場感がすごかったです。)
中学生の頃、私の親しい友人たちは熱狂的なクイーンのファンだったので、新しいレコードが出るたびに貸してくれたし、来日公演の様子もいろいろと聞かされてきました。でも、彼女たちはフレディではなく、ロジャーとブライアンのファンでしたっけ。(フレディは、なんかハードル高い感じ! 笑 )
徐々に過激になってゆくフレディのステージ衣装、ぴたぴたのタイツ姿にきゃ〜きゃ〜騒いでいたものです・・・ (まあ、女子校はそんなことでしか盛りあがるネタがありません・汗)。
そんなこんなで、とっても懐かし楽曲の数々・・・。それらが、「ああ、こんなふうにして作られていたのか〜」と今になって知ることができました。
あらためて、フレディというボーカルの凄さを実感しました! つややかで魅力的な声質は、いちど耳にすると忘れられない歌声です。またロックでありながら、ゴスペルのようでもあり、クラッシックの雰囲気もあり、でもノリがいい・・・クイーンのサウンドの独特さをあらためて楽しむことができました。
ああ、もういちど観たい♪
涙壷度:★★☆☆☆(ラストのライブ場面、感動でした!)