演劇的オペラ♡「愛の妙薬」

古川貴子のブログ、ヒプノセラピー/カウンセリング

ライブに行く楽しさって ・・・ 映像やCDでは味わえない臨場感、出演者のみなさまのエネルギーや息づかい、それらとシンクロする感覚、さらに会場に生まれる一体感 ・・・。

そんなライブの醍醐味をぞんぶんに味わえる舞台を楽しんできました。

拝見してきたのは、演劇的オペラ ドニゼッティの「愛の妙薬」。お友だちの吉原圭子ちゃんがご出演です。

圭子ちゃんの「愛の妙薬」にお招きいただくのは二回目で、前回は新国立劇場という大きな劇場。今回はコンパクトなライブハウスでの上演で、ステージが至近距離です。

ときには、出演者さんたちがまさに目のまえで熱唱、熱演でドキドキでした!

なぜそうなるかというと、客席の通路までもがステージの一部となっていて、かどっこに坐っていた私は、全力で演じるみなさまにすっぽり囲まれてしまい、すっかりその世界に入りこんでしまうのでした。

アディーナ役の圭子ちゃんも、ときには私から30センチほどのところで熱唱されていて、その美声に酔いしれるあまり、つい我を忘れてお顔をガン見しそうになりつつ ・・・ してよいものか?(お邪魔になっては・・・)と葛藤状態(笑)。一方、圭子ちゃんも、あとで「目をあわせてよいものか・・・ だいぶ迷いました」と(笑)。

「愛の妙薬」は、純粋だけど垢抜けない若者が高嶺の花である美しい アディーナに恋をして、大枚はたいて手にした恋ぐすりにすべてをかけるというコミカルなお話。ニセ恋ぐすりを売る男性が寅さんスタイルだったり、フレディ・マーキュリーが出てきたり ・・・ 笑える演出もインパクトがあり楽しめました。

演劇的オペラというタイトルがついているだけに、まさにミュージカルのようにテンポよく、そのうえ本来のオペラの醍醐味はまったくはずすことなく、ほんとうに贅沢な舞台でした。

圭子ちゃんの麗しいお声にうっとりし、またみなさまの熱演ぶりに感動した一夜。ほんとうに素晴らしいステージでした! ありがとうございました♡