気づきの日記「求めて、受けとる」

 

クライエントさんとお話していて、よく耳にする言葉。それは、「私たちって、なんて間違ったことばかり信じてしまったのでしょうね?!」というひとこと。

間違った考えは、間違った体験へとつながります。

なので、癒しとは自分を苦しめている間違った考えに気づいて、それを取りのぞいてあげる作業です。(あくまでも間違った考えであって、自分を変えることではありません!)

自分が何かに行き詰まったり、悩んでいるとき・・・ その根底にある信念をよくよく調べてみると、自分がどれだけおかしな考えを信じているかがわかります。

人が聞いたら「そりゃ、すごくおかしい!お腹かかえて笑っちゃうぐらいおかしい!」という信念ですら、自分にとっては当然すぎて何がおかしいのかわからないのです。

「ある考えに一体化してしまう」ということは、それに対してまったく疑いをもたなくなることです。

それはまるで、「顔にはりついたサランラップ」のよう。サランラップがピタッと顔にはりつくと、はりついていることすらわからなくなります。

でも、ほんの1ミリでも端っこがめくれると、メチャ違和感。一気にぜんぶはがしたくなります。

あたりまえだったことが、「ん?なんかおかしい?!」と気づくと、それがサランラップ(いらないもの)にさよらなするという大きな変化につながったりします。

完全に一体化したおかしな考えも、ふと疑いをだくことでその牙城をくずし、まったく違うクリアな世界を目にすることもできるわけです。

私たちが幸せになるために、最初に取り消さなければならない間違った信念のひとつは、「誰かに頼ってはいけない」というもの。

これは、小学生の頃から、「ちゃんとひとりでできるようになりなさい」「人に頼るんじゃないわよ!」「自分のアタマで考えなさい」・・・と、

自分で! 自分で! とさんざん言われたあまり、その弊害はかなり甚大なものとなっています。自分に与えられている当然の特典が使用できなくなってしまったのです。

自分に与えられてた当然の特典?! ・・・ それってなによ? と思いますよね。

それは、「あまかせサービス」の特典。「全部やってあげるから、委ねてね!」という「おまかせサービス」つきで生まれてきているということなのです。

自分でやらないなら部屋の真んなかに坐っていればいいの? ・・・ そうではなくって、「自分であれこれやろうと四苦八苦するのではなく、すべて委ねてから、自然に身をまかせて動きましょう」ということなのです。

しかし、必死になって身につけた「自力」のワザによって、この「人生自動処理機能」は無効になっています。

だから、正しくは「自分ひとりでやらずに、委ねてから、自然に起こることに身をゆだねること」ことが正解なのです。

覚えておかなくてはならないのは、この「自動処理機能」はほおっておいては働かないということです。

つねに、「求めること」が必要です。「使いたいです!」という使う意思表示が大切なのです。(イエスの言葉にもありましたね!「求めよ、さらば与えられん」と。)

私たちがこの世界で旅をはじめたとき、宇宙は私たちに「無限オンラインショップ」の無償利用権を与えてくれました。が、誰もそのサービスについて聞いたことがある人はいません。学校でも教えてくれませんでした。

このオンラインショップは自分でオーダーする(求める)ことで、すべて必要なものがやってきて、すべての手配が整うようにできているのです。

私たちの「自力でどうにかするべき!」という信念から、このオンラインショップを使いそこなってきました。(何十年分も?!)

自ら注文したなら、このオンラインショップはニーズのすべてを満たすラインナップを備えているので、ただそれが到着するのをリラックスして待つだけなのです。

私たちは「自力」という信念を持ってしまったがために、自分の当然の権利であるオンラインショップを使うことなくここまできてしまいました。

あたふた自力でかけまわって、汗水ながしてすべてをどうにかしようとする必要はなく、ただ静かにリラックスしてオンラインショップにつながって、「受けとりたいです」と注文すればいいだけだったのに。

ただし、つねに「注文すること」は欠かせないポイントです。なぜなら、私たちは「自力でやりますからいりません」と言っちゃったからです。

「求めよ、されば与えられん」は、「注文してね!そうすれば、届くからね」ということだったのですね。

注文の際、ひとつ注意事項があります。

それは、注文するときに「足りないです。だからお願いします」と求めるのはやめましょう。足りない気持ちで求めると、足りないがやってきます。

「私はすべてを与えられています。それを受け取りたいのです」とお願いしましょう。

具体的な要求はせずに届くのを待ちましょう。なぜなら、自分が思っているよりもよいものが用意されているからです。

そして、つねに「私はすでにもっているのだ!」という気持ちでいることも大切です。

すでに与えられている特典に気づくことができたのなら、どんどん使用してみましょう。使用回数、使用量に制限はありません。

ただ安らいでそれを求めて、受けとりましょう♡♡♡

 

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 ヒプノセラピーカウンセリング