気づきの日記「探せば探すほど ・・・なくなる!」

 

このところ、探しものにあけくれています。

じつは、「オフィス・るん」は先月移転いたしました。といっても、旧「オフィス・るん」から、ものの1分ほどなのですが。(お越しになる際は、ご案内させていただきます。)

あまりにも突発的で早業の移転劇だったため、どの箱に何をパッキングしたのかさっぱりわからず。それを丸ごと押し入れに投げこんで「ハイ、終了!」、めでたし、めでたし気分になっていたのです。

ところが、いざ仕事をはじめてみたら「あれがない!」「これもない!」と、日々宝探し状態。

出納帳がない!と、あっちをガサガサ、こっちをゴソゴソ。さらに、家具の下に貼るフェルトシールもたくさん買っておいたはずなのに、どこ?

探しているそばから、どんどん散らかります。

「ないはずはない!」と同じところを何度も見ているうちに、ついには疲れはてて、めまいまでしてくるしまつ。

しまいにはソファーにバッタリ倒れこんで ・・・

そこでようやく、ハタ! ・・・と初心にかえるのです。

探しながらつぶやいているセリフが、まずマズい!(汗)

「なぜ、ないの?」は、「ない」ことを前提にさらに強化していたのでした。

そもそも、「ない」という事態を目にするのは、こころの無意識層にある欠乏と不足の思いをイメージとして見ているのです。

なので、探しつづけるよりもまずは、こころのなかの「ない」という思い、不足の思いを癒すことが先決でした! 見えているものはつねに、ダイレクトに自分のこころの証だからです。

アセりながら「なぜないの?」「ぜんぜんないじゃない!?」と「ない」を強調して決定的にするのはやめて、「おお〜、不足の信念さん、こんにちは。出てきてくれてありがとう。今、成仏させてあげるから」と、不足の信念を手放すことに使ってあげなくてはなりません。

いつも、目のまえに提示されているものごとこそ、自分のこころの誤作動を正す機会となるからです。

そこで、「不足が存在する」という思いに気づき、それを責めることなくハイヤーセルフに委ねて ・・・

ああ〜 ・・・委ねたらなんだか眠くなってきた〜 (暑いなか、バタバタ探し疲れた・・・ )と、ソファで一瞬まどろんでいたら・・・

いきなりきました!

アタマに、本棚の片隅の映像と、エコバッグの映像が浮かんだのです。

すかさずガバっと立ち上がって、本棚とエコバッグをチェックしてみると、

きゃ〜〜ん! やだ〜〜〜! ちゃんとあるじゃない!☆☆☆ 本棚の本にまぎれて出納帳、エコバッグの底にフェルトシール♪(どちらも、思いもよりませんでした!)

ハイヤーセルフにお願いしたら、解決までものの1分たらず(ここまでの疲労感と散らかりよう、いったいどうしてくれよう!)。

大切なことは、

*元となる思考をみきわめて、それをまず手放すこと(この場合は、見つからない=ない=不足の信念)。

*自力でやろうとするのではなく、ハイヤーセルフに委ねて、まかせること(自力だと、まだ「ない」というストーリーに執着して、「ない」という独自の筋書きから脱出できない)。

*ハイヤーセルフにおまかせしたら、アタマをからっぽにしておくこと。(あ〜だ、こ〜だの思考がはびこっていると、ハイヤーセルフからのアイデアが入ってくるスペースがありません。ギリシャの賢人も、たいていひと風呂あびているときにひらめいたものです。)

なにが起ころうとも、これが解決方法。自分の信じていることを手放して、委ねて、アタマをカラにする。

めっちゃ部屋を散らかして、汗だくになって、疲労困憊になるまえに気づきたかった〜(汗)。でも、私たちは疲労困憊になったり、めまいがするところまでいかないと、自分の持論や正しさを手放す気にはならないのかもしれません。

それぐらい、ヘンな方向性で自分を信じているのでしょうね(苦笑)。

めまいがするまえに、さっさと白旗をかかげようっと♪

次回の困りごとの際は、出来事と格闘することから手をひいて、すみやかにこころのなかで正しい解決法を選択するこができますように☆

 

 

「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 ヒプノセラピーカウンセリング