お茶の間シネマトーク「血のお茶と紅い鎖」

古川貴子のブログ、ヒプノセラピー/カウンセリング

キモかわはお好き?

いえ、これはキモかわをとおりこしてグロかわです☆

不思議な世界観に目が釘づけで、最後までガン見してしまいました。

お人形を少しづつ動かしながら撮影するストップモーションの作品で、ナント製作年月は13年だそうです(汗)。

あやとりやお裁縫のシーンがあるのですが、細かい指の動きが描写されていて、それだけでもどれだけ時間がかかったことでしょう?

あやとりは、私たちがしていたあやとりとまったく同じでビックリ☆(万国共通なの?!)あなたも、小動物さんたちのあやとりに ↓ 加われますよ〜!

小動物に白ネズミ、カメにカエルに麦畑にお月さま・・・ まるで手作りの人形劇のような可愛らしい雰囲気なのですが、随所にグログロ要素が散りばめられています。

カラスのような小動物が、貴族である白ネズミから女の子の人形の作成を依頼されるところからはじまります。

小動物はせっせと制作にはげむのですが、出来上がったあかつきには白ネズミに渡したくなくなってしまったのです。たとえいくらお金をつまれても。

そこで白ネズミは夜中にやってきて、その人形を盗み去ります。それに気づいた小動物は、まるで愛する人をさらわれたかのように悲しみ、人形を取り戻すべく白ネズミの住む館へと旅立ちます・・・そこで起こるあれやこれやの物語。(→予告を見る

私が鑑賞した翌日にお友だちも観たので、おもわず二人で一時間も語りあってしまいました。(ハイ、語りあいたくなります!)

これはまったくセリブがないので、ちょっとはずれた笛の音や、自然の水音、布や食器の物音、動物の鳴き声のみ。

ことばがないぶん、ダイレクトに感覚が刺激されるよね〜と話していました。

まるで、幼い頃のコワい空想や夢のつづきのようで、無意識に抑圧されている感情をユサユサされるようです。

シュバンクマイエルやクエイ兄弟ほどのいっちゃってる感はありませんが、摩訶不思議なグログロワールドに遊びたいときには是非どうぞ〜☆