お茶の間シネマトーク「泣きたい私は猫を被る」

古川貴子のブログ、ヒプノセラピー/カウンセリング

このところ、お友だちオススメ作品の鑑賞にいそしんでいます。

アニメだったり、韓流ドラマだったり・・・ いつもの自分とはチョイスの視点がちがい、どれも新鮮でわくわくどきどきな作品ばかり。

そのなかからの一本。

ひょんなことからネコになるすべを覚えてしまった女の子。

ネコに姿をかえて向かう先は、大好きな男の子の家。

学校でその男の子と面とむかうと、ついつい言葉ばかりが先走り、自分らしくない自分を演じることに ・・・ そして、相手も自分も傷つけてしまうのです。

ネコはよけいなことは口にせず(できず)、ただ静かによりそうのみ。彼もふいに姿をあらわすそんなネコを特別に可愛がっているのです。

言葉って、気持ちを伝達するためにあるはずなのに、はたしてどこまでちゃんと本当の気持ちを伝えられていることか? ・・・

もしかすると、ほんとうの自分がこころもとなくて、そんな自分を防御せずにはいられずことばを使ってしまっているのかもしれません。

便宜上必要なことと、ほんとうの本心のみを口にすると決めたとしたら、きっと言葉はもっともっと少なくなるだろうし、ことばがないからこそスッとつながりあってしまう体験ができるのかもしれません。

このネコちゃん、なんとも可愛いらしいこと♡ 真っ白でふわふわで、すいこまれそうな碧眼です。

そして舞台になっている街の風景も、どこか懐かしくって癒されます♡ (→予告をみる

PS これを観たあと、ネコちゃんが街をウロウロしているとつい気になってしまいます。

あっちでお腹出して寝転んでいるネコの正体は、じつは人間のオジサン? とか、あのシュッとした黒ネコはイケメン男子の仮の姿?!とか(笑)自分も知らないうちにネコになっていりして・・・存在しているだけでOKな体験ができる?!