1. 朝から始まる心のおしゃべり
目覚めた瞬間から、心のなかはおしゃべりでいっぱいです。
「もう朝?二度寝しちゃった…私ってダメだな」 「鏡を見たら、なんだか冴えない顔色…」 「この服って、太って見えない?」
こんなふうに、自分にダメ出しのオンパレード。ひとつひとつに反応していると、気持ちがどんどん沈んでしまいます。
そこで提案したいのが、「心のおしゃべりをスルーする」習慣です。
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2. 心のおしゃべりに振り回されるとき
私たちが問題に直面しているとき、それはたいてい心の声を真に受けているときです。
「そんなのダメでしょ?」 「失敗したらどうする?」 「恥ずかしいな、みんなに笑われるよ」
こんな声が聞こえてきたら、ちょっと立ち止まってみましょう。
この声、本当に正しいのでしょうか?
よくよく吟味してみると、実はほとんどが思い込みだったり、ただの心のクセだったりします。
ところが、私たちは無意識にこの声を「真実」として受け入れてしまいがちです。その結果、
「どうしよう!大変なことになった!」 「早くなんとかしなきゃ!」
と焦り、どんどんネガティブなループに陥ってしまうのです。
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3. 心の声をテレビのBGMのように流す
心のなかに、さまざまな不安やネガティブな思いが浮かんだとき、それをいちいち相手にしないようにしてみましょう。
たとえば、テレビやラジオがつけっぱなしになっているときのことを思い出してください。番組の音は聞こえていても、意識していなければ気になりません。
それと同じように、心のおしゃべりも「ただの雑音」として流してしまえばいいのです。
「またウソつきラジオが勝手にしゃべってるな~」と軽く流してみましょう。
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4. 静けさのなかに、本当の自分がいる
心のおしゃべりが静まってくると、そこに現れるのは本当の自分です。
高い自己であるハイヤーセルフの声は、とても優しく、穏やかで、決して私たちを煽ったりしません。
リラックスして、心の静けさを感じることで、まるで霧が晴れたように目に映る世界がクリアになり、
・「あれ?さっきまで悩んでいたことって、そんなに大したことじゃなかったかも?」と気持ちが軽くなる。 ・ ふと「これやってみよう!」と直感が湧いて、行動がスムーズに進み、前向きになる。 ・ 人の言葉に過剰に反応せず、穏やかに受け流せるようになり、人との関わりがラクになる。 ・ まるでピタッとタイミングがあうように、必要な情報や人との出会いが訪れる。
そんな変化が自然と起こります。
心のおしゃべりをスルーすることで、世界はもっと穏やかで、優しく、そしてワクワクするものに変わっていくのです。
【まとめ】
✔️ 心の声は、たいてい思い込みやクセでできている ✔️ その声を「テレビのBGM」のように聞き流す ✔️ 静けさのなかに、本当の自分の声がある ✔️ 余計な心のおしゃべりがなくなると、人生がスムーズに流れ始める
心の声に振り回されることなく、軽やかに生きる習慣を始めてみましょう♪
(「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子/ ヒプノセラピー・カウンセリング )