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自由業があるなら不自由業っていうのもある?

"先日の病院で問診票を記入したとき、職業欄の自由業というところに○をつけた。私はいつもそうしている。すると先生に笑われた。先生いわく、自由業とは八百屋さんとか魚屋さんのイメージらしい。私にとっては、昼間おてんと様のもとをなんの臆面もなく大手を振って歩けるのが自由業だとばっかり思っていたのですが。昨日も、世の人々が痛勤の真っ最中、半自由業の友人とモーニングを食しながらノーテンキにカフェのハシゴをしてしまった。"

"速効!でも、どうせならもっとイイ男にしよ〜"

"「ことだま」パワーについては何回か書いてきましたが、毎度思い知らされます。言葉って、こんなにたやすく現実創っちゃうんだ〜って。昨晩も友人とお茶をした折に、見知らぬおじさんがまるで旧知の友にするようにいきなり頬をよせて超至近距離で話しかけてきた。ちょっとブキミな体験。でも、すぐに納得。少し前に、友人がおじさん達がはしゃいでる姿をみて「こういうおじさんだったら友だちになれそう」などと言い放ったばかりだった。"

お鍋一杯のスープで世界一周

"週末作ったスープは、予定どうりご近所さんによりめでたく完食。トマトがざくざくで国籍不明の味わいだったけれど、そうだ!ボルシチにはこれがなくっちゃね!と思い出したのはサワークリーム!ロシアのみなさんは必ず入れてる。そんなシャレたしろものはうちにはないのでヨーグルトでかんべんしてもらったら、アラふしぎ!またたくまに疑いようもなくロシアのボルシチくんに。明日は豆板醤入りで中国、あさってはサフラン入りで中近東。"

"ご近所さん、よかったらどうぞ"

"戸棚を開けたらトマト缶がゴロンちょ。そういえば、安売りで大量に買い込んでいた。と、くればやっぱりきょうはボルシチでしょう。なんたって昨晩はイワン雷帝にお目にかかったんだし(?)正式な作り方はわからない。とりあえず缶詰消費のために作っているので、本人の多大なる努力に反してなぜか南方ラテンの味。何をどうすればもうちょい大陸を北上できるかわからないまま量ばかりふえて、また大鍋一杯になった。きっとあした誰か来るぞ。"

"その昔、オジサンは少しでもキュートに見せたかったの?"

"TVで「世界遺産」を観ていたらクレムリンと赤の広場だった。歴代皇帝が使用していたこんじきの礼拝堂。現物を観たときは薄暗いながらも「すご〜い!」と感動したけれど、ライトをあてて収録した番組はまた別ものの迫力。そんなこんなでロシアの暴君「イワン雷帝」のビデオが観たくなった。ストーリーより気になるのが髪型。可愛いマッシュルームカットや魔法使いサリーちゃんヘアが、ウォッカをがぶのみしながらガニ股であるいている。"

"からだが勝手にやることは、よっぽど正しい"

"頭で考えず行動した方が「正しい!」と思うことしばしば。仕事が終わって身体が動くままにお夕食の用意をしたら、知らぬまにお味噌汁がなぜか山盛り。頑張っておかわりしたけれど、どうにもギブアップ!そんなとき、友人がお届けものに来てくれるという電話。お味噌汁とこれまたなぜかたくさん作ったお漬け物を勝手にお土産にしてしまった。聞けば、ちょうどこれからお夕食でおかずは買ったけれどお味噌汁はなかったそう。パーフェクト!"

食いしんぼの瞑想法

"1月ももう半月。ゆったり優雅な一年を!と思ったのに、慌ただしい日常に淘汰されそうです。忙しいと自分が本当に何を感じているのかわからなくなって憶測や過去の経験で生きてたりします。これをやったらこう感じるはず、これはこんな味がするに違いない、なんて。ホントにそうなのかな?たとえば、目を閉じておにぎりを一口食べて、しばらく静かによ〜くよ〜く味わってみる。言語化しないでただ感じてみる。なるほど、こんな味だったのか。"

串刺しにしないで〜(‥;)

"きょうは病院でメディカルチェック。向かった先は採血室。近頃は、血液で病気を発見できる。目の前にゴロンとばらまかれた採血用の試験管はなんと6本。うそ〜っ!こんなに採るなんて聞いてないぞ。その直後、もっと恐ろしいことが。注射針をさした看護婦さんの様子がヘンだ。苦しそうに小刻みに震えていて、ときおりグフッと喉をならしている。きゃ〜!いきなり咳き込んじゃったのを全身でガマンしているらしい。どこまでたえられるかっ?!"

"彼女は今も昔も歌姫、私は?"

"朝、FMをつけたらプッチーニの「私のお父さん」が流れていた。この曲を耳にすると特別な場面が目に浮かぶ。シチリアのすり鉢型古代円形劇場、舞台後方に並ぶ円柱の向こうには地中海。そこに立って歌ってくれたMちゃんの姿。声ははるか下から不思議に響いてくる。ず〜っと昔にもここで音楽を聴いていた記憶が甦る。他の観光客も一時腰をおろして聴き入り、ついにはブラボーの声も。プッチーニを聴いてこんな場面が浮かぶのは贅沢だな〜。"

小さい春み〜つけた!

"年が明けると毎年おもうのですが、急に陽ざしが春めいてきます。寒さはピーク、それでも「はつはる」にふさわしく華やぎがあるのです。きょうもお昼にコーヒーを飲みながら、ガラス越しに緑が澄んだ光の中できらきらまぶしそうにゆれているのをながめていました。そういえば、住宅街でかすかな蝋梅(ロウバイ)の香りにも出会いましたっけ。梅と似た甘い匂い。でも梅よりちょっと控えめ?きっと黄色い小さな花がかくれていたことでしょう。"