隠れ家っぽい和食屋さん

すっかりおきまりの余震の日々ですが、ようやっとキャンセルしていた友人とのお約束もぼちぼちもどってきているこの頃です。

さて、昨日は「広尾 京寿々」さんで季節感いっぱいの和食をいただきました。

入口には日の丸・・・なぜに?歓迎の意でしょうか?広々としたお玄関をぬけると、奥へとのびる長い廊下。この両側にずらりと個室が並びます。かなりの数です。自分の個室の番号を覚えておかないと迷子必至・・・。中はぜいたくな広さのテーブル席。とってもプライベート感があるので、なにか特別な席にはおススメです。

お料理はオーソドックスでへんなひねりは一切ありません。“わらび”や“ふきのとう”など旬の食材で「ハレ」感があるかと思えば、キャベツの一夜漬けや水菜のおひたしのような「ケ」なお惣菜もあり、懐石と家庭料理が混在している不思議さ・・・。

そして、あちこちの和食屋さんで鼻についていた食材についてのうんちくがないのもいいです。たとえば、「こちらは○○産の△△。×年ものの大吟醸のお醤油でどうぞ・・・」というようなコメント。そっけないぐらいあっさり出されるお料理は、自ら味わう自由を与えていただけたようでホッとしました。

こちらは、はまぐりのお椀、新鮮なおつくり、そして春らしいお麩が入った蛸の煮物。

近所には移転してきた山種美術館があります。絵画鑑賞のあとのお昼にゆったり個室ランチというのもいいですね。

ごちそうさまでした。