ようやく 30℃ を下まわった東京。ホッとするとともに、急に秋を感じます。そんななか、東京の秘境(?)、秋川渓谷にある素敵なお店にご案内いただきました。
「黒茶屋」・・・その響きだけでも、わくわくする風情を感じます。
それは、渓谷を望むうっそうとした竹林の中にあらわれる古民家。なんと、築250年。床も柱も天井も、どっしりと黒光りしています。広々とした個室のお座敷で美しい季節のお料理をいただいてきました。
お料理はテーブルに置かれたお献立よりもさらにたくさん、次から次へと運ばれてきてびっくり!黒茶屋さんの広いお庭でとれる竹や葉っぱが、美しく食器がわりになっています。
なかでも、チーズのようにこっくりとした自家製のお豆腐が絶品。お料理にも使われていたけれど、黒蜜を添えてデザートになっていたのがとても美味でした。
こちらは前菜の籠もり。
鮎の炭焼きも。
窓に広がる深い竹林を眺めながら、楽しいお仲間との癒しのひとときでした。
食後はお庭の散策。湿った苔の匂い、水車の水音、川のせせらぎ、そして深い緑・・・・わあ、ここが東京だなんて・・・。
こちらの敷地にはいくつかのお店があるのですが、帰りに「糸屋」さんという素敵な珈琲屋さんにも立ち寄りました。大正ロマンを感じるレトロな店内。時間が止まったような豊かなひとときでした。