和食

まだまだ自然がいっぱい@Tokyo

ようやく 30℃ を下まわった東京。ホッとするとともに、急に秋を感じます。そんななか、東京の秘境(?)、秋川渓谷にある素敵なお店にご案内いただきました。

黒茶屋」・・・その響きだけでも、わくわくする風情を感じます。

それは、渓谷を望むうっそうとした竹林の中にあらわれる古民家。なんと、築250年。床も柱も天井も、どっしりと黒光りしています。広々とした個室のお座敷で美しい季節のお料理をいただいてきました。

お料理はテーブルに置かれたお献立よりもさらにたくさん、次から次へと運ばれてきてびっくり!黒茶屋さんの広いお庭でとれる竹や葉っぱが、美しく食器がわりになっています。

なかでも、チーズのようにこっくりとした自家製のお豆腐が絶品。お料理にも使われていたけれど、黒蜜を添えてデザートになっていたのがとても美味でした。

こちらは前菜の籠もり。

鮎の炭焼きも。

窓に広がる深い竹林を眺めながら、楽しいお仲間との癒しのひとときでした。

食後はお庭の散策。湿った苔の匂い、水車の水音、川のせせらぎ、そして深い緑・・・・わあ、ここが東京だなんて・・・。

こちらの敷地にはいくつかのお店があるのですが、帰りに「糸屋」さんという素敵な珈琲屋さんにも立ち寄りました。大正ロマンを感じるレトロな店内。時間が止まったような豊かなひとときでした。

みやびな天ぷら屋さん

ひさ〜しぶりにとってもおいしい天ぷらをいただきました。

ご近所の小さな道を入った先にひっそりとある天ぷら会席のお店、「天雅」」さん。こんなステキなお店がこんな路地に隠れているなんて。

さっぱりとおいしく揚がった極上の天ぷらと、初夏のみずみずしさを感じさせる美しい季節のお料理が全部で11品あまり。

こちらは八寸。雨にぬれたような紫陽花が彩りをそえています。

お造りもかわいらしく、おままごとみたい。どの器もていねいに集められた様子でステキです。

海老の天ぷら。このあと、きす、穴子、アスパラ、茗荷などが続きますが、まったく油っぽさがなく、あっさり軽くてどんどん食べられちゃいます。天つゆにつけるのが惜しくて、全部さっぱりとお塩でいただきました。

最後に、わたしはいちばん出汁の天茶。これだけたくさんいただいて、それでも天茶をべろりと平らげられるのは、いかにおいしい天ぷらかが実感できます。右は天丼バージョンです。

デザートのスイカとパインのゼリーは白ワインのシャーベットととカスタードのトッピングが絶妙。最近の和食屋さんはデザートもかなり進化していますね。

どれも繊細で素晴らしいお料理。お店のご主人ももの静かでとても控えめな方で、そこからまた静かなプロ意識が伝わってきました。

身も心も豊かになる、心のこもったみやびやお食事、ほんとうにおいしかったです。ごちそうさまでした。m(__)m

お魚づくし

お魚のおいしいお店にご案内いただきました。場所は地元、恵比寿、「雨後晴(雨のち晴)」というお店です。

シンプルで小粋な店内。じつは、若い方の忘年会グループで満席です。若い世代もお魚好きが多いのですね。

 

 

 

 

 

 

煮物、焼物、揚げ物・・・どのお魚も新鮮でおいしかったのですが、中でもこれ、

お鍋がはじまると思いますよね。(タヌキが化けてそうにも見えますが・・・)

じつは、お造りなのでした〜。おさなかの種類も多くて、とっても新鮮!

大きな紙の箱のような器(じつは、陶器)に盛られた金目の煮付けも身が厚くってとても美味。

新鮮なお魚で大満足されたい方には、是非オススメのお店です。このところイタリアンが続いたので、なんだかホッとするお魚の和食なのでした。

ごちそうさまでした。(^_^)

三月のリベンジ

年中行事というほど大げさではないけれど、やらないとどこか落ち着かない...そのひとつが、三月の「確定申告」のあとのご褒美。

いつからだろう・・・このブログでも何回も書いているのですが、同じく自営業の同士である友人(彼女は声楽家です)と、つらい領収証の整理と書類の作成・提出が終わったら、おいしモノを食べよう!というイベントです。

そのおいしいモノとは、築地にある美味なるお寿司屋さん、「すし大」さん。

ホントはちょくちょく行きたいお店ではあるのですが、このイベントをキワだたせるために他の機会にはこのお店に近寄らないという(・・・ハハハ)。

今年の三月は思わぬことで忙しくなり、足を運べず。でも不思議なものでその忙しさを予測していたように確定申告だけは二月にちゃんと終わらせていたのです。(二十年近くやってきて、そんなことは奇跡ですらあります。いつも締め切り日に提出ですから。ちゃんとすべてに意味があるのですね。)

そんなわけで、三月のリベンジ!にお出かけしてきました。

いつも「店長のおまかせ」をいただきます。

前回来たときはね、おいしくいただこうとお腹をすかせすぎて、まるで「欠食児童」のようなすさまじい食べっぷりであっという間に終了(ちょっと恥ずかしいね)。あまりに大人げなかったので、今回の二人は笑っちゃうぐらい不自然でぎこちない食べ方をしていましたよ〜。でも、ゆ〜っくりいただいたので、お腹ぱんぱん!

今回のハンサムさん

これ十貫でもOKと思えたのは・・・炙りトロさん

むむむ!やるな!と唸らせられたのは・・・ふわっふわのアナゴさん

PS あとまた半年余で行けるわ♪

いちばんのりの♪

いちばんのりのお誕生日会をしていただきました。m(__)m

恵比寿のウェスティン東京。今や、外資系のお洒落でハイクラスなホテルが軒並みですが、少し前まではこのウェスティンがもっともシックでヨーロッピアンな雰囲気が味わえる人気のホテルでした。わたしは今でも好き。ランチやカフェに訪れます。

さて、本日は日本料理の「舞」というお店。

シンプルでモダンなつくりの中に、しっとりとした日本らしさが表現されています。

一品目はこちら、いちばん出汁とお豆。どちらも素のまま、味つけなしです。このワビサビ感、外国人のお客さまが多いお店だけど、大丈夫?って思ってしまいましたよ。このあとどうなることか・・・?

はい、大丈夫でした(笑)。前菜は季節感があって涼やか。美しいです。味付けも日本料理ならではの細やかさ満載です。

その後、お造り、お肉の焼物、お魚の煮物、そしてそぼろご飯。行きとどいたお味に大満足!ハデハデしくない落ち着いた器もステキで、全体的に「いぶし銀」のような大人のお店でした。

ココロもカラダもしっかりと栄養をいただきました。ありがとうございました。この一年もゆるゆると頑張りま〜す!

一生見つからないお店

身内でゴハンです。

めずらしく乃木坂。お店の場所を調べて行ったのですが、それがぜんぜん見つからない。番地からはこのビルかな〜と思うのですが、サインボードもなく、お店を一軒一軒見ても見当たらず・・・。そこへ通りがかった他のお店のオニイサン。目のまえの怪しげな入口を指さして、「そのお店ならここですよ」と教えてくれたのでした。

ガラっとあけて中に入ってみると、ホッ・・・ちゃんとした和食のお店でした。しかし、すでに坐っている何組かの人たちはどうやってたどり着いたのだろう・・・?

お店の人に聞くと「看板を作るお金がない」と笑っていましたが、実は近くにTBSがありギョーカイ人も多いのでお忍びのお店として使ってもらっているとか。

さて、きょうはお魚ゴハンです。

金目鯛のハーブ蒸し焼き。これはかなり巨大ですよ!Before↓

After

あらら〜、ネコもまっ青なみごとな食べっぷり (^^; 。かろうじてシッポがありますが、背骨のみならず頭すら見当たりません。お店の人もこれにはびっくりして笑ってましたよ。

ワタシのお魚の食べ方は「大名ネコ」と言われていたぐらいズサンなもので、これはワタシのしわざではありません。もしやあなたさまは前世ネコだったのでは?!てっきりイヌだと思っていたけど・・・。ここまでくると気持ちがいいです。

こちらのお店は下田にある本店から毎日お魚を運んでくるそうで、伊勢エビやサザエ、アワビなど海の幸たっぷりでした。おいしかった!(^o^)

おみやげにお店の手作りセッケンをいただきました。サカナとセッケンって・・・どういう関係?

いよいよ大好きな5月!

世のなかゴールデンウィークですね。みなさま、どのようにお過ごしでしょうか?わたしは通常どおりお仕事なのですが、プチお出かけも楽しんでいます。

5月1日
花屋さんの前で待ち合わせ。いいにおい・・・。

ふと見ると、すごくジミなブーケが。大きな葉っぱの陰につぶつぶ細かい白い花。スズランです。

そのむかし(高校生の頃)、5/1に庭でスズランを摘み、毛糸のリボンを飾り仲良しの友人にプレゼントしたのを思い出します。5/1はフランスの「スズラン祭り」。好きな人にスズランを贈るとその人に幸運が訪れるとか。なつかしくって、思わず顔をよせて香りを楽しんでしまいました。

5月2日
友人Dちゃんの弟さん夫妻がやっていらっしゃるお蕎麦屋さんにおよばれ。

弟さんの手打ちのお蕎麦はコシがあってとってもおいしい。大盛りをぺろりとたいらげ、なおかつ海老しんじょうの天婦羅とゴハンをいただき、デザートも!お蕎麦だけでなく、みんなおいしいです。

弟さん、義妹さん、お母さま、息子さん・・・と今までお話しに登場していたみなまにまとめてお目にかかることができました。とっても、気持ちのいいご家族。

お蕎麦屋さんの名前は「とりい」さん。東武東上線の「五反野」駅近くにあります。そちら方面にいらっしゃる方、そうでない方も、愛情いっぱいのおいしいお蕎麦を食べたい方、是非足を運んでみてくださいね〜。Dちゃん、弟さんご夫妻、ごちそうさまでした。m(__)m

隠れ家っぽい和食屋さん

すっかりおきまりの余震の日々ですが、ようやっとキャンセルしていた友人とのお約束もぼちぼちもどってきているこの頃です。

さて、昨日は「広尾 京寿々」さんで季節感いっぱいの和食をいただきました。

入口には日の丸・・・なぜに?歓迎の意でしょうか?広々としたお玄関をぬけると、奥へとのびる長い廊下。この両側にずらりと個室が並びます。かなりの数です。自分の個室の番号を覚えておかないと迷子必至・・・。中はぜいたくな広さのテーブル席。とってもプライベート感があるので、なにか特別な席にはおススメです。

お料理はオーソドックスでへんなひねりは一切ありません。“わらび”や“ふきのとう”など旬の食材で「ハレ」感があるかと思えば、キャベツの一夜漬けや水菜のおひたしのような「ケ」なお惣菜もあり、懐石と家庭料理が混在している不思議さ・・・。

そして、あちこちの和食屋さんで鼻についていた食材についてのうんちくがないのもいいです。たとえば、「こちらは○○産の△△。×年ものの大吟醸のお醤油でどうぞ・・・」というようなコメント。そっけないぐらいあっさり出されるお料理は、自ら味わう自由を与えていただけたようでホッとしました。

こちらは、はまぐりのお椀、新鮮なおつくり、そして春らしいお麩が入った蛸の煮物。

近所には移転してきた山種美術館があります。絵画鑑賞のあとのお昼にゆったり個室ランチというのもいいですね。

ごちそうさまでした。

びっくり望年会

今年も最終ステージ12月となり、あれこれ締めくくりの行事がはじまりました。

まずは、永年のおつきあいさせていただいているお兄さま、お姉さま方との「望年会」。そんなこんなで、あっというまに二十年近くのおつきあいです。

この四人で集まるとたびたび尋ねられます。「どのようなご関係ですか?」と。そのぐらいトシも雰囲気も職業も何もかも接点がなさそうなわたしたち。実際、どのように四人で集まるようになったか覚えていません。波動が呼びあったとしかいいようがありません。

さて、そんな望年会、以前も訪れた吉祥寺の日本料理屋さん「利久」さんです。お座敷がとっても落ち着いていて、お料理も季節のものが美しく供され、一年の締めくくりにはぴったりです。

おしゃべりに花を咲かせつつ、五感も全開でしっかりとお料理のお味も香りも盛りつけも器も楽しんできました。ご馳走さまでした。m(__)m 来年も、四人揃ってますますパワーアップして元気に過ごせますように!(最年少のわたしがいちばん軟弱ものなので自分に言い聞かせてます!)


その後、「お茶をしましょう!」と勢いよく飛びこんだお店・・・。エレベーターを降りるなり妖しいカーテンで仕切られていて、奥から出てきたおねえさん、イヤ!おにいさんか(?)が「オカマバーですけどぉ、いいですかぁぁ?」。わたしがコーヒーを飲みたい旨伝えると「ど〜そ!ど〜ぞ!」と案内され、あっというまにオカマバー突入!初体験と相成りました(図らずも・・・。あとで考えると、あのピンクの看板は、はじめから妖しさいっぱいだったわ・・・)。

はじめはその毒々なインテリアにちと怖じ気づきましたが、可愛いおにいさん、イヤ!おねえさんとあれこれおしゃべりしているうちにすっかり馴染んでしまいましたよ。わたしめなぞよりもよっぽどオンナらし〜く、チャーミングで、そして一生懸命な生きざまが彼女をよりステキに見せていました。

ほんのハズみで飛びこんでしまったお店。わたしの期待していたデザートにはありつけなかったけれど、びっくりで楽しいひとときでした。

永年のお友だちと変わらぬ友情を温めつつ、なおかつこのトシになっても新しい体験にドキドキする・・・そんなシワスの夜なのでした。

活きかえる〜!鎌倉ツアー

「緑の美しい時季にまた来たいね・・・」
「次は、是非お天気のときにね」
・・・と二月の極寒の鎌倉で雨に濡れながらつぶやいた友人とわたし。実現しました、緑を愛でる鎌倉ツアー!前日が土砂降りだったので予定していたワイルドなハイキングコースは断念し、やわやわとお寺めぐり。雨に洗われた緑が鮮やかで、なんとも素敵な休日となりました。

まず、第一の目的地。玄米とお野菜たっぷりの精進料理がいただける北鎌倉の「笹野の葉」さんでランチ。ここに来たかったから鎌倉を計画したようなもの!こんなお食事、毎日いただきたいです。

季節がいいせいか、その後は修学旅行と遠足の学生に完全にまみれました。不思議なのは、なぜ全員が全員もれなく、はとサブレの大きな黄色い手提げ袋を持ってるの?それも、遠足のスタート地点から。小さな袋などではなく、大きな缶入りとか、大量買いの様子。あきらかに東京から来てるこどもたちもみんな持ってる。東京のデパートに入ってるよ〜、と言いたい気分。しかし気がつけば、まんまと東京のデパートに入ってるお店でおみやげを買っている自分に気づき、苦笑。(^^ゞ

長谷寺の散策コースでは、まだちょっと早いけれど美しい紫陽花を堪能。海もきれいだったな〜。お隣の光則寺もお花が美しいお寺でした。

ジモチーAちゃんのプランとツアコンぶりは完璧。三人で食べて、喋って、歩いて、大笑いして、お花を愛でて、しっかり買い物もして・・・・ああ、幸せ♪楽しい一日をありがとう。