和食

ハマった・・・ようです


 

 

 

 

 

新年早々、再びあの感動のお店にお邪魔する機会に恵まれました。「丁未 坂(ひのとひつじ さか」さんです♪結論から言いますと、やっぱり・・・おいしい!すばらしい! \(^ ^)/

前回も書きましたがご主人の坂さんは和食とフレンチで修行を積まれ極められた方。メニューの組み合わせが本当におもしろいのです。この柚子とおダシがなんとも繊細に香るお椀!そのあとに「鴨の腸詰め」ときました!それも赤ワインと蜂蜜のソースですよ〜。それが、まったくもって調和しております。

「この腸詰め、坂さんが作ったんですかぁ〜」と思いっきりマヌケな質問が口をついて出てしまいましたが、おもわず言いたくもなります。こんな微妙なお椀と、この大胆なる腸詰め。同じ方がお料理したとは思えなかったのですよ〜。でも、この限りない調和は同一人物だからこそできること。

デザートは例のごとく三品全部注文し、なおかつおかわりまで。熱々のベイクドパンプキンはリキュールが香り、満腹を忘れさせます。レシピをおねだりしたら、快くて手のうちをあかしてくださった太っ腹な坂さん。でもね、このレシピがあるから坂さんになれるってわけではないのでした・・・ (^-^; (よく、「ヒプノセラピーを教えてもらったけど、たかちゃんみたいにできない〜」と言われますが、できちゃったらこっちが困りますよ〜。何年この道やってると思ってるのよぉ〜?(泣)それと同じことでしたね・・・笑)。

お料理とセラピーは似ているな〜と思います。にんじん一つにしても、産地や季節、そして大きさなどによって微妙に調理加減を変えなければならないのは、目に見えない人の心を扱うことと同じ。ちゃんと素材をみきわめてからじゃないと手がつけられないのですよね。・・・などなど、いいお仕事をされている方を見ていると、いろいろな気づきがやってきます。

今回も、と〜〜ってもおいしいお料理、心よりごちそうさまでした。m(__)m
どんなに感動してもリピートは二回までが原則となっているわたしたち。さあ、運命の三回めはあるのでしょうか・・・!?

和食の王道、ここにあり

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ほんの目立たないビルの一角、地味な階段を降りた先にそのお店はあります。板長の顔をみるなり、「むむっ、これはデキる!」というイイ予感。料理人というよりは、むしろ格闘家っぽい、しまった闘志のあるお顔をなさってる。ほどなく、案の定、店の若い衆をしかりとばす声がして、これはなかなか気骨があるとみた。きっと、こだわりのきっちりおいしい和食をいただけそうです。

予感は的中!和食屋さんひしめくこの恵比寿で、ひさびさに正統派、まさに和食の王道に出会いました。汁物、炊き合わせ・・・どれにしても、お出しが絶妙。私だったら、絶対あとひとつまみ、ひとしずくのお塩、お醤油をくわえたくなるところ。そこをぐっと思いとどまって・・・・すばらしく素材自体の味わいを引き出しているのです。

帰りしな板長が見送りに出てくださったのですが、遠くからみた様子とまったくちがってなんと柔和な表情。包丁をもったときの厳しさと、本来の穏やかさ、これがこの素晴らしいお料理の隠し味だったようです。

お店は、ほぼ満席。一人でカウンターに坐るガイジンさんまでいらっしゃる。「食彩 かどた」、癒されたいときには、ぜひどうぞ。やさしい味わいの10品、楽勝で胃袋におさまります。