お友だちとランチすると、もれなくリクエストされちゃう中目の「アゴスティーニ」さん!抗えない魅力があるのですね〜。
いったい、なにが?
コーヒーつきの1300円ランチでも、いつもクオリティーが変わらないこと。この日は、ぱりぱりのスズキとお野菜のローストに春らしく菜の花も。前菜がわりには、たっぷり野菜のあつあつミネストローネ。
20人ものお客さまに対して、たったひとりのシェフ。姿は見せず、厨房の小窓からお客さまの食事のすすみぐあいをチェックされています。
決して「どうだ、俺の料理はすごいだろう!うまかったか?」と自己顕示的に感謝を求めるタイプではなく、自分の信じるところをたんたんと実行されている様子がまたよいのです。
今朝のあるテレビ番組で大宅映子さんが「(オリンピックで)感動を与えたいなんて考えるよりも、自分のために全力でやってほしい。すると、評価はついてくるもの」なんていうお話しをされていましたっけ。
ついついわたしたちは、「まわり(観衆やお客さま、家族)を幸せにしたい」と考えがち。すると、自分の軸が外側にずれて、外からの自分に対する反応や満足度ばかりが気になっちゃう。つまり自分のパワーを相手にあけ渡してしまい、「ホメてもらえたら価値があるけど、ホメてもらえないなら価値がないんだ」と、自分に対する自信もまわりに依存してしまうことになります。
つねに「自分がそうしたいから」「自分が今できることを力いっぱいする」・・・このイタリアンシェフのように、まったく反応も感謝も強要しない静かなたたずまいは、しっかりと自分の中心にいて、自分の信じるところに従う強いパワーを感じます。そうすると、まわりからの評価や賛同もついてくるのでしょうね。
大切なのは、つねに「自分のために」「自分がしたいからする」・・・イタリアンランチにしろ、オリンピックにしろ、そんなふうに感じます。(^_^)