お茶の間シネマトーク「ラブ・アクチュアリー」

古川貴子のブログ、ヒプノセラピー/カウンセリング

以前にもブログで紹介したお気に入り作品、リチャード・カーティス監督の「ラブ・アクチュアリー」。この季節になると観たくなります。

なぜなら、これはクリスマスの5週間まえからクリスマスイヴへとつづく物語なのです。

登場人物は次から次へと19人ほど出てくるのですが、コリン・ファースやら、エマ・トンプソン、ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、ローワン・アトキンソンなどイギリスの名優さんたちがぞろぞろ。そして、登場人物全員が主役なのです。

だから、はじめて観ると話があっちに飛びこっちに飛びとっちらかっているように感じるかもしれませんが、クリスマスイヴに向かってそれぞれがクライマックスを迎えます。

「世の中に嫌気がさしたら、ヒースロー空港の到着ゲートへ。ここでは、love is everywhere ・・・ 見回してみると実際のところ、この世には愛がみちあふれている」。 ”Love actually" is all around からとった「ラブ・アクチュアリー」なのです。

父と子、夫と妻、上司と部下、スターとマネージャー、首相とスタッフ、同僚同士、恋人、友人、クラスメート ・・・さまざまな愛の人間模様。

しかし、だれもがはずかしがりやで、ぶきっちょで、勇気をだして頑張ってみるもののすれちがい、それでも再び素直に一歩ふみだしてみる ・・・ そうすればどうであれきっと自分は幸せを感じられる。

そんなそれぞれの場面をなつかしいポップスがつなぎます。(→予告を見る)

映画のよいところは、自分の無意識のなかにうもれている気づくことのなかった感情に気づいて、癒してもらえること。主人公それぞれの姿に「わかる、わかる」と共感しつつ涙しながら、ともにまえに進んでいるのに気づくかもしれません。

寒さがましてくるこの季節、こころが温かくなりクリスマス気分も味わえる、オススメの一本です。

涙壷度:★★☆☆☆(観るたびに、より泣けるようになりました)

PS *ヒュー・グラントのこういう役、大好き。のりのりダンスが可愛いです♡
じつは、この作品には、「ラブ・アクチュアリー2」というチャリティ目的で制作された短編テレビドラマがあり、14年後のみんなの姿が描かれています。そのなかでも、ヒュー・グラントはダンスを疲労しているのですが、あらら階段から落下?!

*この監督さんの「アバウト タイム」もオススメです。