先日もブログに書いた「EATALY」で、友人とおそと夜ゴハン。テラスに陣取ったもののまだかなり暑くて「こりゃ失敗?」と思いましたが、だんだんと夜風が心地よくなってきました。
ゴハンしながら、話がふと映画のことになったとき「どの映画がいちばん好き?」と尋ねられました。わたしは一本にしぼれず数ある中から候補をあげたのですが、彼女のいちばんのお気に入りを耳にしてビックリ。
じつは、それがわたしの胸に秘めた(?)いちばんのお気に入りだったから。
でも、尋ねられると「あまり一般受けしないかな〜・・・」と憂慮しつつ、意図的に推薦枠からはずしてしまい、無難なところをおススメしていた自分に気がつきました。
あまり知る人がいない、調べてみたら二十年前の作品。「トーチソング・トリロジー」というゲイが主人公の物語です。アーノルドというとってもオバサンぽいゲイの男性が、幸せを求めつつ紆余曲折・葛藤・前進する姿を描いたもの。でも、このアーノルドがとってもチャーミングで魅力的。観ていて抱きしめたくなるような愛さずにはいられない存在なのです。
彼の恋人役を演じた当時のマシュー・ブロデリックがすごく可愛い!その後(今から数年前に)、「プロデューサーズ」というミュージカル映画に彼が出ているのを発見しましたが、かつての美少年も今やまん丸なおじちゃまになっていました。
ずっと昔からおつきあいのある友人とひょんな共通項を今さらながらに発見した夜でした。(また、DVD借りてきて観てみよう♪)
日々の必需品であるバルサミコ酢をきらしてしまい・・・さて、どこへ買いに行こう。代官山には「EATALY」というイタリア食材屋さんがあるのですが、かなりお値段高め。チョコが一枚700円とか、パスタ一袋約千円など。
あった、あった!バルサミコ! 30%offでも依然お値段高めですが、これは買いですね。ちょっと魔法のクスリのようなビン。わたしにとってはまさに猛暑をサバイバルする秘薬です。
何を買ったか?ふふふ・・・熱海のご当地QP!しょっちゅう来ているわりにはチェックしたことがなかったな〜。さて、どんなQPか?・・・なんと「熱海限定、貫一・お宮」。ふ〜ん、貫一・お宮って熱海海岸だったの!知らなんだ。(’◇’)
歌舞伎にお誘いいただきました。今まさに旬のお方、海老蔵さんの「義経千本桜」。それも、特等のお座敷席です。
歌舞伎ならではの歌や舞いはもちろん、きらびやかな舞台装置や衣装に耳も目も心もわくわく。そして、なによりもアクロバティックな海老蔵さんにびっくり仰天。歌舞伎役者って、アスリート?!雑技団?!あのカツラと重たくて長い衣装で、目を見張る軽快な動きを見せてくれます。
近頃の海老蔵さん人気で、ビギナーにも歌舞伎鑑賞の敷居がぐっと低くなって気軽に楽しめるようになった気がします。楽しかった♪少しお勉強して、また行きたい! (桜吹雪→)
国立新美術館に行ってきました。写真家としては有名すぎるこの方、「マン・レイ展」です。未公開作品を含め写真、絵画、版画、彫刻など400点余りと、数種の映像も上映されているみごたえのある回顧展。
マン・レイがパリに住んでいた頃の恋人、あの多くの芸術家が愛し、こぞって作品にした「モンパルナスのキキ」を撮った写真はやっぱり美しいし、なによりも存在感があります。彼の情熱、憧れ、愛情、崇拝・・・のすべてがこめられた作品。そして、やはりこれらの作品によって、マン・レイの写真家としての地位も不動なものになっているのですね(芸術家にとってミューズの存在は創作の源泉そのもの。シャガールのベラとか、ダリのガラとかね!)。キキの背中がバイオリンのモチーフになっている作品と、彼女の目からころがり落ちる完璧な涙を撮影した作品、どちらもあまりにも有名。(それにしても、名だたる芸術家にこぞって愛されたキキって、いったい何が魅力だったのでしょうね?!)
TVコマーシャルにこんなのがありました。
機内食って、すこぶるシンプルになりましたね。以前は、チーズにクラッカー、チョコに間食のアイスまで、ブロイラーチキン的危機感がいっぱいだったのに。今回、モスクワで乗り換えてエレバンまでアエロフロートの旅。Aフロートといったら、ボロくて危険なエアラインの代名詞。赤銅色の時代がかったアメニティグッズといい、暗いロシア音楽のサービスといい、怪しさ満点。しかし、ここ2〜3年ですこぶるモダンでクリーンなイメージにアップしておりました。他の外資のエアラインとまったく変りません。(どうりで連日予約が満席)旧ソの暗い雰囲気は払拭され、ブランケットと枕はblueとorangeでセンスよく、映画だってハリーポッターとトロイだし。ただね、スペースの狭さに辟易。男性や足長の若人はさぞ窮屈なことでしょう。そう、特筆すべきは機内食のおいしさ!(以外でしょっ?!)サーモンのサフランライス添えのおいしかったこと。トレイも通常より一回り大きく食べがいも十分。搭乗前に中華街の美味なる蒸しパンを平らげていたにもかかわらず楽々完食!今までは、一位がヴァリグエアのステーキ(こんなおいしいステーキはじめて!)で、二位がラウダエアのローズマリー風味平目のムニエルとポテトだったのですが、新たにAフロートを1.5位(?)に格上げいたしましょう。「たかちゃん機内食ランキング」が久々に塗り替えられた記念すべきフライトでした。
モスクワでのトランジット6時間待ちのうえ、さらに数時間のフライト。爆睡につきドリンクサービス、機内食ともにまったく記憶にございません。ようやくアルメニアのエレバンに到着したときは、すでに午前3時半。朦朧とした頭でなんとかビザの申請を終え、お金も両替。(いったいこの$20分はどのぐらいの価値があることやら)ホテルへの車中、ラスベガス通りというカジノの並ぶ大通りをすぎる。人っこ一人見あたらない。日本のさびしい国道の風情。ところどころ電話ボックスほどのガラスばりの箱があって、大きな花束があかあかと照らし出されている様子がみょうにシュール。花屋さんか?街の中心部には広場があり、巨大な石造りの建物がライトアップされている。そう、エレバンは石の街だとか。夜遅く見知らぬ街に到着する楽しみは、翌朝明るくなってびっくりさせられること。気温や日差し、街の匂いに人々の顔。ぐっすり眠って、翌朝ホテルの窓から改めて街にご挨拶いたしましょう。幸いホテルは大快適の大当たり!
エレバンの街角で、若い女性がプラスチックカップの真っ赤な飲み物を口にしている。あれは何?歩道に点在するジュース売りを注意深く見てみると、ザクロがボールいっぱいに入っていた。おおっ、日本でも大人気、女性ホルモンの宝庫ザクロジュース!早速、小さいカップで一つご所望。数十円なり。二つ割にしたザクロを手動の絞り器にはさんで力まかせにプレスする。ザクロは皮には果汁がなく中味のプツプツしたところをしぼるので、なかなか汁がたまらない。もし、大きなカップで注文していたら、いったいいつ出来あがることやら気の長い話だ。絞るそばから、ザクロかすをぽんぽん豪快に捨てて行く。この注文分でも相当な労力!で、お味は?これが、すっすっ、すっぱぁ〜〜〜い。きゃ〜きゃ〜言いながら、それでも残すものか!と、一滴残さず飲みほしました。日本でこんなジュースを注文しようものなら、コストはきっと数千円。(ザクロ、丸ごと5〜6個分)しっかし、きっとバストアップ、美肌効果はてきめんのはず。日本に戻るまでキープできそうにありません。ご覧に入れられないのがなにより残念!
ホントに何でもおいしい!なかでもハチャプリがお気に入り!これは平なパンの間にブルーチーズのようなクセのあるチーズが入っているグルジア風ピザ。Ninoに頼んで、おいしいものリストをグルジア語で書いてもらった。私にわかるように英語の注釈つき。これを持参して、いざレストランへ!これが、たいそうウケた。旅行前から楽しみにしていたのはヒンカーリ。これは、グルジア版小龍包。しかし、残念ながらディナーでもランチでもお目にかかることはなかった(庶民的すぎるのかな?)。すっかり忘れていたのがワイン。グルジアはワインの名産地でワイン農園へも小旅行をしたにもかかわらず、味わってるヒマなしで、無念・・・。運転手のバレリーさんいわく、こちらの男性は食事のときには10本ぐらいは軽くあけてしまうとか。う〜ん、彼自身がすでに巨大なワイン樽と化しているようにお見うけいたしましたが。
たまには日常のリズムを変えてみるのも、リフレッシュにはよい方法です。
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