ロシア日記 -8-

"四月の下旬頃、朝近所を散歩するとタンポポの綿毛のようなものがたくさん飛んでいた。友人いわく「ブラッシングした犬の毛でしょう」。サンクトペテルブルグでも「これはゆうに犬百匹は丸裸でしょう!」というぐらい街中にとんでいた。どうやら真犯人は「菩提樹」らしい。ホッとした。"

"すべては、ま〜るくおさまる"

ロシアに同行した友人と夕食の約束。ロシア料理にしよう!といいたいところ、「日本のロシア料理はニセモノだ〜」と豪語してしまった手前誘いづらい。お寿司にしようか・・と思っていたら、彼女も同じことを考えていたことが判明。ヘンに気をまわすより正直になるのが、ハッピーの鍵。

マイブームの散歩のおとも

"スターバックスの蓋つきマイカップは重宝している。絞りたてのオレンジやミルクたっぷりのカフェオレに氷をいれて(冬はレモネードやロシアンティー)、もっぱらお手製ドリンク用。向かう先は西郷山。気持ちいい!!"

「オフィス・るん」よりヒーリング効果あり?!

"採れたて野菜を山ほどいただいた。茄子や胡瓜、トマトにトウモロコシ。どれもつやつやで元気いっぱい。自分であることをよろこんでる感じがすごくいい。野菜をみてると癒される?"

ロシア日記 -7-

"ロシアというと異口同音にコワそ〜、とか、クラそ〜と言われるけれど、どーしてどーして。赤の広場なんて有名ブランドがきらびやかに軒を連ね、オーブンカフェは深夜まで、マックはいたるところにという急変ぶり。日本でチョンマゲのとれた時代もそうだけど、時代の波は突然すごい勢いでやってくる。"

ご機嫌なおして〜

"うちの同居人は身の丈180cmもある巨体。ここ数年、私と運命共同体だ。わたしが、しばし留守にしたのが気に入らないらしく、おヘソをまげている。狭いのにどんどん成長するわりには、ちょっとゆすっただけでハゲハゲになりそう。え?お土産にキャビアとウォッカが欲しかった?機嫌直して、オーストラリアンビーンズくん!"

けっこう商売上手かも

"ワインのお店に連れて行っていただいた。「コワイほどワインにあう」という一品があって、どれぐらいコワイか試しにオーダーしてみた。バケットに苔むした(?)ブルーチーズとイチジクのワイン煮をのせる。ゲッ!そのあまりのミスマッチにワインなしではいられず、もう一杯おかわり!"

ロシア日記 -6-

"リトアニアで「日本のシンドラー」といわれている、旧杉原領事館を訪れた。ゲシュタポも怖れず、ここから六千枚の日本通過ビザがユダヤ人に渡された。リトアニアを去る汽車の窓からも、書いては投げていたとか。(哀しいことに、彼は帰国後免官された)これが、そんなに昔の話ではないことに改ためておどろかされる。"

ロシア日記 -5-

"ソ連崩壊時、レーニン像がクレーンにぶら下がってむげに撤去される様を憶えている。共産党の象徴は徹底的に忌み嫌われている。でも、片田舎にまだレーニン像が残っていた。が、頭がない。かわりに電球がついている。声にださねども、ロシアの人の鬱積したおもいがにじみでている。"

かんばれニッポン男児

"近所のあき店舗にレストランができるらしい。大きなかまどがある様子からしてピザ屋さんか?その前を通る女の子達の様子がなんかヘン。顔を赤くしたり、立ち止まって話したり、手をふってる子もいる。通りがかりにのぞいてみたら、とび職のかっこをしてるのは全員イタリア人だった。"