たかちゃん旅日記11 きょうは遠出です

帰国前日、Ninoと二人で小旅行をした。朝8時、おんぼろベンツで迎えにあらわれて夕方6時すぎまで、120キロでとばしまくりの一日。この運転手のバレリーさん、たいそう胆がすわっているお方で、平気でセンターライン上を爆走し対向車があろうともまったくひるむことなくガンガン追い越しをかける。どの車もとばしているので、これは手に汗握るサーキットなみ。(余談ですが、ロシアに行ったとき絶妙な運転をするバスドライバーさんがいて、彼は旧ソのチャンピオンレーサーでありました。でも、職がないそうな。もしや、この人も?)あまりにコワイので前方は見ないようにしておりましたが。それに、この酷暑。冷房がないので窓は全開、呼吸困難なほどの風と砂埃にあおられっぱなし。いったいどこまでどう走ったのか、こんなにかっ飛んだらチェチェンまで行っちゃうよ〜!という心配はよそに、ぶどう園に行ったり栗拾いをしたり、いたって平和な一日でありました。・・・にもかかわらず、夕方帰りつく頃にはぐったり疲労。超高速運転でバリバリに肩に力が入っていたようです。

お茶の間シネマトーク「やさしい嘘」

グルジア旅行のあとのグルジア映画。パリに新天地を求めて旅立った息子からの便りを、何よりもの楽しみに暮らすおばあちゃん。そんな息子の突然の訃報。どうしても真実を伝えることができない家族はおばあちゃんに嘘をつき、息子のかわりに手紙を書き続ける。何かを察知したおばあちゃんは、息子に会うためにパリに旅立つ・・・。相手を思うがゆえに娘や孫娘、それにおばあちゃんまでもがそれぞれ嘘をつくというお話。映画のなかでのたびたびの停電の場面。そうそう、あるんですよ。わたしも美術館に行ったとき、ちょうど停電で足止めをくってしまいましたっけ。それから、おばあちゃんが息子の友人に持たせるお土産、長細い棒のようなもの。これはブドウ果汁と小麦粉にくるみを加えて干したお菓子です。あと、おばあちゃんが幸福の木に願掛けに行く場面にも思い出あり。木にお願いごとをしてハンカチを結ぶのです。わたしもティッシュでやってみました。街の風景にも見覚えがあったり、食卓に並ぶお料理も知ってるメニュー。とっても遠いはずのグルジア映画はなつかくやさしい映画でした。

やさしい嘘

グルジア旅行のあとのグルジア映画。パリに新天地を求めて旅立った息子からの便りを、何よりもの楽しみに暮らすおばあちゃん。そんな息子の突然の訃報。どうしても真実を伝えることができない家族はおばあちゃんに嘘をつき、息子のかわりに手紙を書き続ける。何かを察知したおばあちゃんは、息子に会うためにパリに旅立つ・・・。相手を思うがゆえに娘や孫娘、それにおばあちゃんまでもがそれぞれ嘘をつくというお話。映画のなかでのたびたびの停電の場面。そうそう、あるんですよ。わたしも美術館に行ったとき、ちょうど停電で足止めをくってしまいましたっけ。それから、おばあちゃんが息子の友人に持たせるお土産、長細い棒のようなもの。これはブドウ果汁と小麦粉にくるみを加えて干したお菓子です。あと、おばあちゃんが幸福の木に願掛けに行く場面にも思い出あり。木にお願いごとをしてハンカチを結ぶのです。わたしもティッシュでやってみました。街の風景にも見覚えがあったり、食卓に並ぶお料理も知ってるメニュー。とっても遠いはずのグルジア映画はなつかくやさしい映画でした。

本日の気持ちのいいこと三連発

ATMでお金をおろした。見慣れぬピカピカテラテラしたのがあらわれた。お〜っ、これぞホログラムつき新札。新しいせいか、みょ〜にペランペランしている。それに、色味も今までにくらべたら淡白。何か印刷し忘れていませんか〜?という不安感をよぶ。少々、威厳にかけるような。他の国のオモチャのような紙幣にくらべて日本のお札の重々しさが好きだったので、ちょっと残念。でも、ピンッピンは気持ちがいいっ。ピン札を持ってカフェへ。チャイを片手にお外のテーブルで2〜3時間パソコンを打つ。ホントに11月?というぐらい、あったかで風の心地のいいことといったら!気持ちがいいついでにもう一つ。戻って、ポストをあけたら「おめでとうございます」というハガキが出てきた。コシヒカリ新米プレゼントですって!?そういえば、このまえ友人が私の名前で応募してましたっけ。自分で出したら当たらなそうだけど、見事当選!ありがと〜!きっと、そんな友人のほうにも何かいいことがおこっているに違いありません♪

Indian Summer日和

このところ、いつが晴れだったか思い出せないほど暗〜いお天気になじみっぱなし。ひさかたぶりのお天道様との再会です。なんと気持ちのいいことか。こんな日は、たくさんの人がほっといてもハッピーになってるはず。お日様のヒーリングパワーはすごい!秋にはこんな一日が突然やってくるのですよね。 Indian summer! 学生の頃、Readingの時間にこの単語がでてきて、「これは辞書には小春日和と訳してあるけど、じつは冬の直前にふとやってくる夏のような一日をいうんですよ」と先生からとうとうと説明をうけたせいか、すっかりインプット済み。「きょうは Indian Summerじゃ!」と毎度確認するクセがついてしまいました。(三つ子の魂百まで!)あまりに気持ちがよくて、たまった洗濯ものを全部干し終わって、ひだまりでちょっとお昼ねの態勢に入ったら3時間も爆睡!お洗濯物がパリッと乾いて、フカフカのおふとんがお日様の匂いがして、うとうとまどろむ時間のある午後。これぞベーシックな幸せですね!

たかちゃん旅日記10 笑いは万国共通語

列車の旅、第二話。不規則な振動音にも慣れて、うとうとしはじめた早朝6時過ぎ。コンパートメントのドアをかすかにノックする音が。と、次の瞬間すでにロックがはずされドアは全開。煙草をくわえた制服姿のムサ男たちが威圧感たっぷりにずらりと並んでいる。も〜、まったく「スターの寝起き」じゃないんだからやめてくださ〜い!という感じです。思いっきりやな顔をしてみたが、反応なし。この人たちにはレディーの迷惑がまったくわかっちゃいない様子、いや、楽しんでいるのかも!犯罪者の取り調べなみの強引さで、まあ、ようはパスポートを見せろということなのです。しかし、これだけで動じていてはいけません。その後、通算4回こんな有無を言わせぬ人たちが、ひっきりなしにやってきた。税関にいたっては寝台の下をチェックさせろというので、ついに居場所がなくなって寝台の上をぴょんぴょん飛び跳ねていたら、このコワモテにいさんたちがそれを見てついに笑いだした。なぁ〜んだ!そんな仏頂面でもふつうに笑うんじゃん!人間、どこでも同じだわ。みょ〜な一体感が生まれてしまいました。

たかちゃん旅日記9 オリエント急行ならぬ、降りれんと急行!

アルメニアからグルジアまでは、17時間をこえる列車の旅。それこそ、修学旅行のブルートレイン以来です。しかし、オリエント急行のような優雅な旅を想像するなかれ。真っ白に埃をかぶったいかつい車両にならぶコンパートメント。一応安全のため一等車です。両側に寝台があって、真ん中にスーツケースを入れちゃうともう満杯。そしてタオルと枕カバーのセットが配られる、というより投げ込まれてくるのです。ふつう走行中の列車というのは規則的な振動音がするものですが、これはなぜかゴゴゴッと左右にきしみ、震度6並みに傾いたかと思うとピタッと止まり、ようやく牛歩の歩み。すると、こんどは跳びあがりそうな上下運動。コーカサスの山越えをしているのはよ〜くわかるけど、これってもしかして徒歩より遅くないっすか?真夜中にはどこぞに停車したまま動かないし。外からは不気味はロシア語のアナウンスが響いてくるさまはまるで捕虜輸送列車風、と眠い頭に妄想がひろがる。(映画の観すぎ)しかし、定刻になっても到着のきざしなし。たんに時差があるのか、あるいはうっかり乗りすごしたのか?ここは、まったく英語が通じない世界。もう、十分堪能いたしましたから、ねぇ、お願い!降ろして〜!!

「戦闘の意志なきところに敵はなし」の巻

今回のクリーニングの一件から学ばせていただいたこと。それは、「自分の身の上に起こることは、素直に体験してあげればちゃんとうまく行くし、それ以上のおまけがついてくる」ということです。(私にとって今回のオマケは、この学び)目先の出来事にとらわれてジタバタし、さっさと「可愛そうな私」をきめこむと宇宙は「待ってました!」とばかりにそれに答えて「可愛そうな私」に仕立てあげてくれる。「あなたは被害者なんですね〜。じゃあ、お望み通りに.困った結末をあげましょうね」ということに。「どんなことが起ころうと、”いいこと”以外はない。抵抗さえしなければ」というわけです。じつは加害者なんてどこにもいなくて、被害者になろうとする心が加害者を創りだすのですね〜。

「もっとスゴイこと」のほうもヨロシクね!

先日、「クリーニング集配業者によるサギ事件の多発」という新聞記事を発見。お金をとって集荷した衣類とともにドロンというやつです。そして、自分こそその被害者であることに気づいたのは、それから2〜3日たってから(笑)。さっそく警察に通報。これがまたラチがあかないことといったら!女性にとってお洋服って、思い出につながる大切なものなのよ〜。それも10着もっ。もっと真剣になってよね〜!といきまく。でも、思ったのです。これも私が創った現実かぁ。なら潔くそれを認めよう、と。被害者になる習慣から完全に卒業したかったし、自分で責任をとってない人はどこからでもやってくる豊かさの流れに乗れないということにも気づいていたから。「大切なものが失くなった」ということは、もっとスゴイものがはいってくる前触れかも?!きゃ〜っ!ワクワク!!あれから一ヶ月、カタログやウィンドウで、次はどんなコートを買おうかと物色する日々、突然ゴトンと巨大なダンボールが玄関に届けられた。・・・抵抗せずに流されていけば、すべてはちゃ〜んと丸くおさまるのでしたっ!

たかちゃん旅日記8 グルジアのごはんって?

ホントに何でもおいしい!なかでもハチャプリがお気に入り!これは平なパンの間にブルーチーズのようなクセのあるチーズが入っているグルジア風ピザ。Ninoに頼んで、おいしいものリストをグルジア語で書いてもらった。私にわかるように英語の注釈つき。これを持参して、いざレストランへ!これが、たいそうウケた。旅行前から楽しみにしていたのはヒンカーリ。これは、グルジア版小龍包。しかし、残念ながらディナーでもランチでもお目にかかることはなかった(庶民的すぎるのかな?)。すっかり忘れていたのがワイン。グルジアはワインの名産地でワイン農園へも小旅行をしたにもかかわらず、味わってるヒマなしで、無念・・・。運転手のバレリーさんいわく、こちらの男性は食事のときには10本ぐらいは軽くあけてしまうとか。う〜ん、彼自身がすでに巨大なワイン樽と化しているようにお見うけいたしましたが。