市村正親さんのミュージカルにお誘いいただきました。
何年ぶりかな〜、市村さんの舞台。「四季」以来です。
今回、と〜〜っても楽しみであり、興味しんしんだったのが共演の大竹しのぶさん。彼女の演技というか、女優としての「憑依度」はピカいちですよね。是非、なまで観てみたいと思っていました。
演目はブロードウェイミュージカル「スウィーニー・トッド」。ジョニデプとH・ボナムカーターで映画にもなっていましたね。
おいしいミートパイを出す店がある。しかし、パイ屋の二階にある床屋からは客が二度と出てこない・・・(汗)というストーリー。市村さんが床屋で、大竹しのぶさんがパイ屋の女主人。オドロオドロしくって、コワさいっぱいのストーリーですが、それにはとっても哀しいワケがあるのです。ときにコミカルで、旬の話題もさらりともりこまれていて、まさにいろいろなお味が楽しめる舞台でした。
今回、席がとってもよくって四列目の真ん中。市村さんの迫力は言うまでもないのですが、大竹しのぶさん、「ありゃ〜、どうしちゃったの??」というぐらいのすごい憑衣度でした。歌って踊って、出ずっぱりりなのですが、深く深く役柄と一体化している様子で、はじめからアンコールの最後の最後まで魂がこもっていました。スゴいといわれるゆえんを目のあたりにした感じでした。
市村さんも大竹さんも、プロの極み!あっばれです。
上質の舞台に満腹でした。(@青山劇場)