furukawaさんのブログ

TRICK or TREAT!

嵐が過ぎ去って、すっかり秋が深まりました。あたたかな色合いにほっとする季節です。

休日、自転車で通りすぎる男性の手にオレンジ色のラッピングの花束とカボチャのランタンを見つけ、ほほえましくなりました。日本でもだいぶハロウィングッズが売られるようになりましたね。

数年前のこの時期、アメリカのオレンジカウンティでハロウィンを迎えたのですが、それはそれは本格的でした。キャットウーマン、狼男、天使・・・etc。かなりリキの入ったコスチュームを、誰もが臆面もなく着こなしています。何にも変装をしていない私に「どうして何もつけないの?」といぶかしげに質問をあびせるのです。じっさい、何もしていないほうがずっとずっと恥ずかしかったです・・・。

友人はハロウィンにはドラキュラの牙を愛用。お仕事中にも着用するとか(もちろん日本で)。日本でもかたちだけじゃなくって、ハロウィンの神髄、「変装&お菓子ねだり&いたずら」もあったら、もっと世の中なごむことでしょう♪

心の遺産

大雨のなか、死生学、ターミナル・ケアを研究されているN教授の講義へ。

なんとこの日、N教授は聖路加病院から抜け出して、教壇に立たれていたのです。じつは、3ヶ月前、ひょんなことから飲んだ胃カメラで突然ガンが発見され、緊急手術をされました。胃とその周辺の臓器を摘出され、その後も炎症がつづきお食事もできない状態で20数キロ痩せられて入院されているのです。

ご本人いわく、青天の霹靂のガン発症と闘病生活。くしくも、ご自分の研究とご自分の体験を重ね合わせることとなりました。

この日は、あまり声もお出しになれない状態でありながら、E.キューブラーロス博士の「喪失の6段階」をご自分の体験と比較しながら、リアルな講義をしてくださいました。振り絞るような2時間余り。時間がくると、おもわず両手で顔をおおい涙を流される先生の姿に、聴講させていただいた私も涙が止まりませんでした。

千のことばよりも万のことばよりも雄弁なのは、ただその人の「生きざま」なのだと感じます。まさに、いのちを削るがとごくの貴重な講義、胸に刻み込みました。

私自身、この夏には「生と死」を考えるワークショップを開いたこともあって、よりよい充実した人生を生きるためには「死」としっかり向き合うことがなによりも大切であると感じます。

記録的な暴風雨のごとく、私の心の中にもあつい想いが吹きあれた一夜でした。

孫の手のようなアシウラ・レオニダス

慣れない環境で新しいことに取りくむというのは、カラダもココロも思いのほか消耗します。それがたったの4時間であろうとも、ガラにもなく気疲れするわ、足は棒になるわ・・・。なんとか帰宅すると、ドアノブに何かかかっているではありませんか。

中をのぞくと、「足裏シート」(眠るときに足の裏に貼って疲れと毒素をとる健康グッズ)と、レオニダスのチョコレート・・・・!

もう、あまりにもツボにハマりすぎ!かゆいところに手がとどきすぎ!思わず泣きそうになりました。

疲れた身体を投げ出すように床にぺったりとすわりこんで、さっそくチョコレートを満喫。感動するぐらいおいしい。しみわたるぅ〜。癒されるぅ〜。もちろん、夜は足裏シートでぐっすり快眠。

おかげさまで、今朝はいつもよりよっぽど元気!

贈り物をいただくのはいつだって嬉しいけれど、そのときの気持ちによりそうようなプレゼントは、静かに思いやってくださる相手の存在がひっそりと感じられて感激ひとしおです。

今月のワンデイ・ワークショップのご案内

●10月28日(土) 10:00〜16:00

 「本当の自分を発見し、本当の自分を生きる」

    私たちの現実は向こうからやってくるものではく、自ら創り出すものです。
    そのモトとなる材料は、すでにこの空間をびっしり満たすように存在し、
    どうやら、私たちが方向づけをすることによって、ゼリーのように固まるようです。

アニバーサリー中毒症

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先週のお茶会でお世話になった「アニバーサリー」さんにお礼参り。

行ったからには、しっかり大好物をいただいてまいりました。しっとり紅茶味のスポンジと、どっさり柑橘類がクリームと相まって、さっぱりといくらでもいただけそうな紅茶のケーキ。この夏、何度お世話になったことか・・・。シーズン食べ納めかと思うと、お名残惜しくって・・・。

ここに来たら、ひとつでは終われないでしょう!ショーケースの前に立つと優柔不断に輪がかかります。友人と半分こすることで、どうにかあと二つトライできました。キャラメルバナナシューとフルーツたっぷりのおやつロール。どちらも、うなります。そのうえ、おみやげに新製品、パンプキン味の「癒しふぉん」をいただいてしまいました(ああ、どこまでも目尻がさがる・・・。これって、かなり幸せな性格?)。

あまりにも至福の表情で味わう私たちを見て、お店の清水さんが「TVレポーターになれるわ!」と太鼓判をおしてくださいました。アニバーサリーのスウィーツレポーターだったら、いくらでもボランティアしちゃいますわ。

真ん中の写真は、ティールームから見えるお庭。店内のテーブルが写りこんで、ちょっと不思議です。

予期せぬごほうび!

以前、日記に書きましたが、ここ2年半ほど取り組んできたチャレンジがこの夏ようやく一段落をみました。私としてはかなりの達成感。その一部始終を見守り、あるときはスウィーツで励まし、あるときはコワレかけてる私にカツを入れ続けてくれた友人が、終了のお祝い会を開いてくれました。あまりに麗しいメニューなので、みなさまご覧くださいませ。

住宅街の隠れ家。「るん」から至近距離にこんな素敵なお店があるのです。じつは、仕事で賞をいただいたときも、スタッフの面々がこのお店でお祝いしてくれましたっけ。私にとっては、ちょっと頑張ったときのご褒美として条件づけされているお店です。

テーブルに散らした薔薇の花びらがランプの明かりに浮かび上がり、お料理をエレガントに演出してくれます。いろとりどりの前菜に続くのは、桃とジャガイモのビシソワーズ。ドライアイスがふんわりと雰囲気をひきたてます。

からすみのパスタ(大好物!)を平らげると、オマールえびと帆立の一皿。こんな巨大な帆立、はじめてお目にかかりました。それも、ラタトゥーユ風のお野菜の下に二つも潜んでおります。

友人のお肉のお皿も、しっかり半分いただきました。タルタル風のお肉の下にマッシュポテトがどっさり。ルッコラなどハーブもたっぷりかかっています。13年もののバルサミコのソースが決めて!デザートも、スウィーツの女王を堪能させてくれるものでした。拍手!

じつは、10月からまた新たなチャレンジにのりだします。自分にとっては、趣味に近いノリでやっているので時間と労力をとられる意外はたいして気にならないのですが、こんなご褒美がくるならば、またこの秋から楽しみつつ頑張ろうっと!(これって、「また、連れてきて!」って暗に要求してる?)
すてきなおもてなしに心から感謝です。

「気づきと癒しのTea Time Vol.2」無事終了いたしました

半年ぶり、「青山アニバーサリー・ティールーム」にて、お茶会(レクチャー)の夕べです。

今回は早くから満席になり、みなさまに召し上がっていただくスウィーツ選びとお土産選びにも自然とリキがはいりました。

そんなこんなで、いろいろ迷ったあげくお出ししたのが「レアチーズケーキ」。白い水菓子のような風貌ですが、しっかりと、さっぱりと、チーズとレモンのお味がきいていて、ひとつで十分満足できるボリュームがあります。ご参加のみなさまの、ひと口ひと口、慈しむように召し上がられているご様子に、アニバーサリー・ファンの私も共感!

カードを使ってのリーディングや、ミニワークもふくめて「魅力的な自分の創り方」について語らせていただいた2時間。ご参加のみなさまのあたたかなエネルギーに包まれて、私も心から楽しませていただいたひとときでした。

ご参加のみなさま、アニバーサリーのみなさま、ありがとうございました。
(写真:吉住氏撮)

PS  レクチャ−内容は、第一回お茶会同様、CDにてウェブ「るんショップ」で近日発売予定となっております。

花のいのちはみじかくて・・・

不思議なものです。

ある日、ふと金木犀が香った・・・と思うと、まるで申し合わせたようにそこも、ここも、かしこも、いっせいに金木犀に包まれているのに気がつきます。

でも、このすてきな香りもほんの数日。あっというまに、オレンジ色の絨毯に様変わりしてしまいます。

数日かぎりの金木犀の街。深呼吸しながら甘い香りを楽しんで、ゆっくりお散歩するひとときです。

和食の王道、ここにあり

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ほんの目立たないビルの一角、地味な階段を降りた先にそのお店はあります。板長の顔をみるなり、「むむっ、これはデキる!」というイイ予感。料理人というよりは、むしろ格闘家っぽい、しまった闘志のあるお顔をなさってる。ほどなく、案の定、店の若い衆をしかりとばす声がして、これはなかなか気骨があるとみた。きっと、こだわりのきっちりおいしい和食をいただけそうです。

予感は的中!和食屋さんひしめくこの恵比寿で、ひさびさに正統派、まさに和食の王道に出会いました。汁物、炊き合わせ・・・どれにしても、お出しが絶妙。私だったら、絶対あとひとつまみ、ひとしずくのお塩、お醤油をくわえたくなるところ。そこをぐっと思いとどまって・・・・すばらしく素材自体の味わいを引き出しているのです。

帰りしな板長が見送りに出てくださったのですが、遠くからみた様子とまったくちがってなんと柔和な表情。包丁をもったときの厳しさと、本来の穏やかさ、これがこの素晴らしいお料理の隠し味だったようです。

お店は、ほぼ満席。一人でカウンターに坐るガイジンさんまでいらっしゃる。「食彩 かどた」、癒されたいときには、ぜひどうぞ。やさしい味わいの10品、楽勝で胃袋におさまります。

あやしい夕焼け


なにやら窓越しに不穏な空気を感じて、ふとのぞいてみると・・・・わあっ、ムンクの「叫び」のような空。

 

 

 

「ここはぜひ、一緒に記念撮影を!」と思いましたが、失敗・・・(苦笑)。