先日、セミナーにご参加になったCさんから、ご質問をいただきました。
「夏にピッタリ怪談話よりも怖いかも??しれない質問が有ります。それは・・前回セミナーで、その対象にこだわっていると「喰われる」という表現をされていました。その際に、喰われるというのは、まだ相手の方の魂が悪戦苦闘されている、もしくはいつも愚痴を言ったり、と超ネガネガなその相手の存在から自分のエネルギーを喰われるという理解でよろしいでしょうか?」
はい、確かに。わたしは、セミナーやセッションの中で、「喰われる」という表現を使うときが多々あります。「物事に執着したり、抵抗すると、喰われるので気をつけてくださいね」というように。それは、べつにホラーな意味合いではないのですが(笑・夏だからホラーのほうがいい?)。
もちろん、Cさんの解釈も正しいものがあるのですが、この場合はこんな感じです。
日々、わたしたちの目のまえにはさまざまなことが繰り広げられます。楽しい出来事もあれば、金輪際体験したくないようなつらい出来事もあります。しかしそのいずれもが、そこにとどまり続けることはできません。「すべては流れてゆく」 ・・・それがこの世のならわし。そしてまた、流れさせてあげなければなりません。流れれば次の体験、学び、成長がやってくるのです。
しかし、ときにわたしたちは、その流れをせき止めてしまうことがあります。
それは、わたしたちがある特定の出来事に過度に反応してしまう場合に起ります。たとえば、恋人に突如別れを告げられた女性がいたとします。もちろん、誰でも落ち込みます。そして、別れの原因は、たいてい双方に同じだけあるものです。でも、いつまでたってもクヨクヨジメジメ執着から抜け出せない場合。「なんで彼は別れるなんて言ったのかしら?ひどすぎる。わたしの何がいけないっていうの?そもそも、わたしってまったく価値がないのかも。そういえば、昔の彼にもひどいことを言われたことがあった。やっぱりわたしなんて、誰も愛してくれない。親がちゃんと育ててくれなかったから。どうせ、一生誰にも相手にされないわ。・・・」
というように、「二人の関係はうまくゆかなかった」という事実を受け止めることをせず、結果に激しく抵抗します。過度に反応するあまり、ネガティブさがどんどん肥大化していくのです。それは、今起っていることにとどまらずに、過去の同じような痛みをひっぱりだし、はたまた幼少期の体験にまで及び、思考はどんどんネガティブ化し、悲惨な感情は雪だるま式に大きくなってゆきます。
これが、ものごとに「喰われてしまった」状態です。流れてゆくはずのものが、べったりと膠着状態。まるでアロンアルファでくっついたようです。それもそのはず、注意を注げば注ぐほど、体験に抵抗すればするほど、それは大きくなってそこに居すわり続けます。そして、事実とはかけ離れて大げさになったドラマの中に、ついに取り込まれ、どっぷりその気持ちにつかり身動きができなくなります。受け止めるべき事実は、「ただ二人はうまくいかなかった」・・・それだけなのに、自分がふくらました妄想の中に取り込まれてしまっているのです。
例えば、ドラゴンを退治するにしても、喰われてしまったらもともこもないわけです。退治するためには、ドラゴンの外側にいなくちゃいけない。食べられちゃったら、ドラゴンに吸収されて、しまいには一体化するしかないのですね。
思い出してください、すべての出来事は、”ほっておけば”通り過ぎてゆくのです。それは、目の前を行き過ぎる雲のかけらのように、ただ右から左に流してあげれば過ぎ去るもの。しかし、それに抵抗するやいなや、わたしたちは雲の中に突入して、視界を奪われどこにいるのかもわからなくなってしまいます。気がついたら、にっちもさっちもいかない問題のさなかにいることでしょう。そして、ただちょっと通過するはずだったアンハッピーといつのまにか一体かしているのです。つまり、「アンハッピーそのものなわたし」になっているのです。
行き過ぎる雲をスルスル通過させるためには、「価値判断」をしないこと。特に、ネガティブな反応をしないことです。もともと、ものごとはそうあるだけでなので、そのまま流してあげましょう。「ぎゃ〜、いやだわ!こんなことが起るなんて許せない。あいつのせいにきまってる。こんなことがあっていいはずがない」・・・な〜んて、バリバリに抵抗すると、不穏な雲の中にあっという間に吸い込まれてしまいます。そうしたら、あたり一面、真っ暗で「信じられない」ことだらけ。
そうはならないように、何がやってきても、「あら〜、こんな雲がやってきたわ。おもしろいね。・・・でも、ま、いっか。さっさと、行っちゃってね〜。バイバ〜イ!」と流れさせてあげてください。すると、遅かれ早かれ、注意をひけなかった雲はただ流れていなくなるしかないのです。
雲を流すのが上手になると、青空が澄みわたってきます。つまり、気分が明るく、こだわりなく、クリアになる、ということ。そうすると、地上にも影のない世界が見えてくるようですよ〜。楽しみですね。
ということで、パスタにお邪魔してゴーヤもさっと茹で、フライパンにはたっぷりのバージンオイルにニンニク&鷹の爪、そこにカニ缶とお汁。そして、茹であがったパスタ&ゴーヤを投入し、パスタの煮汁も少し加えて乳化させます。おいしいお塩で味をつけて、最後の最後に湯むきしたざく切りきりトマトをさっと加えて、出来上がり〜〜♪
そして、彼女が従軍慰問の歌手として美しい歌声をたくさん披露している「フォー ザ ボーイズ」もおススメの一本です。さすがグラミー賞歌手、聴かせます!戦場を訪れながら歌手としてどんどん成功してゆく一方、夫も最愛の息子も戦争で失い深い心の傷を負う彼女。毒舌コメディとしっとりした演技、どちらも彼女ならではです。しかし、ベット・ミドラーが年をとったシーンでの、ハリウッド年寄りメイクがどれもフランケンシュタイン風なのには興ざめです・・・。ジェームス・カーンのちょい悪オヤジもかわいくっていい味だしています。
午前中、ちょっと美術館に行ってこよう♪と思ったら、これが大きな間違いでした。おそろしくあつい〜・・・。とける〜・・・。
お目あての「有元利夫展〜天空の音楽〜」はとってもよかったです。
「才能というのは、内にあるものではなく自分の外にあるもの。それは、郵便や小包のようにある日届けられる。わたしは、それをぶらぶらしながら待つだけだ。」という有元さんのコメントがありました。そうなんですよね〜。才能があるといわれる人はみなさんそうおっしゃいます。それは、やってくるのだ!と。内側をどうにかしようとするよりも、リラックスしながら楽しみながらぶらぶら・・・(ふっふっふ。もっとぶらぶらする口実ができたわ〜♪)
セミナー後、ご参加のみなさまとともに、近所の「

大きなセミナーも楽しいけれど、みなさまとコミュニケーションしながらもっともタイムリーな話しができるこんな「ぷち」なセミナーもいと楽し♪です。今回のセミナーで、やってみたいお題目も浮かんできているので、また「ぷち」もトライしてみようと思っています。みなさま、ありがとうございました。
ミーティングとなるとまずお題目になるのが、ゴハンのメニュー(^^ゞ。Sちゃんのご要望で、宅配パエリアしてみました。もちろんはずせないのがビールと赤ワインのボトル。これは、るんスタッフの脳の活性化にかかわる大切なアイテム。ワインがなければ、はじまらぬ。そして、酔えば酔うほどほど、脳力全開。(わたしは飲めないので、もっぱらお茶ですが・・・。)
ということで、ビールをちびちびしながら編集をはじめて、途中パエリアが到着し、チョリソーやら、オリーブサラダ、チキンやら、ワインとともにゴハンタイム。その後、ワインをぐびぐびしながら、作業続行・・・。
セラピーCDなど販売中