おいしいもの処

幾つになっても楽しい「はじめて」体験

20代の頃からぼちぼちおつきあいが続いているO氏と、久方ぶりの再会。ふだんはあまり足を運ばない浅草をご案内いただきました。

お食事をいただいたのは、こんな情緒あふれる会席のお店「吉幸」さん。

季節感を感じる美しいお料理が次々と。おいしすぎて、いくつか撮り忘れましたよ。(^^ゞ

そしてこちらは、お料理をいただきながら津軽三味線のライブも楽しめちゃうお店なのです。

はじめて聴く津軽三味線の生演奏は、結構な迫力。そして、心に沁みいるような音色です。

演奏は右手のバチさばきだけでなく左手でも弦をはじいているそうで、そのあざやかな指の動きにも見とれてしまいました。女性の奏者の方はまだ若く二十歳すぎぐらい。演奏がはじまると、気迫がみなぎりとても凛々しくてステキでした。

「はじめて体験」は津軽三味線だけでなく、このあと浅草寺の境内からライトの点灯した夜のスカイツリーを眺めることができましたよ。そちらは、また明日♪

まったりくつろぎのイタリアン

地元を離れて下北沢でゴハン。先日、演劇を観た帰りにフラリと立ち寄った路地裏のイタリアン再びです。

よくあるオシャレなお店ではないけれど、むか〜しからそこにあってたくさんのお客さんを受け入れてきたくつろげる雰囲気とスタンダードなメニュー、そしてリーズナブルなお値段が気に入っちゃったのです。

Sちゃんはスプマンテ、わたしはミモザでかんぱ〜い。この日はアルコール¥390のサービスデー 。(^-^*)/

カプレーゼ、豚肉のペーストとチーズ、温野菜のアロマソース、イカスミパスタ。どれも盛りがいいけど、パスタにいたっては大盤振る舞い、山盛りです。

デザートのカタラーナも濃厚で美味。お腹いっぱい♪

前回は飛び込みで入ったので、お店の名前さえ覚えていなかったのです。そこで、ご主人にお店のカードをいただいたら、「前回は、あちらの席に坐っていらっしゃいましたよね」とわたしたちが坐っていた席を指さすご主人。

一ヶ月ほど前に一回だけ来ただけなのに、ちゃんと覚えていてくださったのはウレシイです(接客は他のお兄さんだったのにね)。すでにおいしいお料理でファンになっていたけれど、これでさらにハート鷲づかみ!(ふだんの人間関係でも、ほんのわずかなコミュニケーションの違いで、その後の関係性の密度や長さががぜん違ってきちゃったりしますよね。)

今度はYちゃんも誘ってこようっと。

下北でカジュアルイタリアンをしたいときには、是非、「ラ ベルデ」さんで。

街の中華屋さん

ラーメンや炒飯がおいしいお店って、どこの街にも必ずあります。そして、注文するとあっというまに出て来ちゃう。

この「龍's  食堂」もそんなお店。テーブルに坐るとジャッジャッとすぐさま調理をしている音が聞こえ、セルフサービスのお茶をそそいでいるうちに料理がドン!と目の前におかれるという。

でも街のラーメン屋さんとちょっと違うのは、お店が少々オシャレなこと、そしてラーメンも炒飯も千円前後するということ。そして、お客さんは女性ばかり。

ここはあの有名な中華レストラン、赤坂璃宮が「お店と同じ味をリーズナブルに」というコンセプトで出しているお店。だから、五目炒飯も赤坂璃宮のコースで味わえるものとまったく同じだそうです。

コレがその炒飯!具がた〜っぷりで、ぱらぱら。特に焼ブタのお味がおいしかった〜!

お食事にはサラダ、スープ、デザートバーがつくのですが、デザートの杏仁とマンゴープリンが・・・かなりフシギちゃんです。コーンスターチがいっぱい入ってるのか?ブルンブルンに粘ってます。お味も薄め。

最近、中華街でとってもおいしい杏仁とマンゴープリンを食べたばかりだったので、これはかなり残念な感じ。炒飯がおいしいぶん落差が・・・(汗)。

まあ、街の中華屋さんだと思えば、デザートが出て来るだけ上々でありますが!でも、お食事の最後、後味って大切。赤坂璃宮さんをうたっているのなら、デザートまで是非頑張ってほしかったな〜。

コンビニでおいしい杏仁、買って帰ろうっと♪(最近のコンビニ・スウィーツはかなり優秀ですよね〜!)

大放出、中華街ツアー

出張やらなんやらで西に東に、あわただしい一週間でした。

そんななか、久しぶりに横浜中華街にお出かけ。

友人Mちゃんからのお誕生祝いです。(わたしたちのお誕生会は、いつもイレギュラー。)

中華街をよく知るMちゃんならではの、彼女のお気に入りがつぎつぎ繰り出される「大放出」の中華街ツアー。

お店が開くまで、まずはお買い物。あちこちまわって手際良くいろいろ仕入れるMちゃん。彼女のお買い物かと思いきや、みんなわたしのお土産ですと!

ちなみにお土産は・・・
同發さんで、わたしの大好きな蒸しカステラ、馬拉糕(これはいつもMちゃんに貢いでもらっています。)
重慶飯店では、これまたわたしの好物、パインのお菓子、鳳梨酥、そしてピーナッツのお菓子、花生糖。
さらに、彼女のお気に入りのお粥のお店、謝甜記さんで貝柱のお粥を。
きゃ〜、どれもおいしそ〜!(*^_^*)

「わ〜い、すごいね!!」と盆暮れ正月がいっぺんにきた気分で舞い上がるわたしに、「いつもじゃないわよっっ!誕生日だからよっ!」とすかさず釘をさす彼女。(わかってるって・・・(^。^; )

ゴハンは、これまた彼女の目下のお気に入りのお店に連れて行ってくれました。

ここの「つけギョウザ」が絶品だそうな。大新園さんです。

たしかに〜。皮はつるんつるん、中はエビとお肉がぷりぷり。口あたりがよくって、特にこの季節、いくらでも食べられそうです。お喋りは一時休戦、二人すごい勢いで三人前を平らげましたよ〜(笑)。

まだこれで終わりでなはく、このあとはデザートツアー。好々亭さんへ。こちらのお店はずいぶんたくさんの色紙がはられています。

今回わたしは何もオーダーすることなく、すべてはMちゃんの采配。ここでは自動的に杏仁豆腐とマンゴープリンが登場。

ん〜〜!!ホンモノのお味ですね〜。ふたつともしっかりといただきましたよ。杏仁はとってもやさしいお味。マンゴープリンは濃ゆいです。おいしいっ。

さらにさらに、彼女行きつけのベーカリーでお茶をいただきながら、さらなるデザート。

自分のお気に入りや、好きなお店って友人を連れて行きたくなりますが、本日はほ〜〜んとに惜しみなく「一挙公開」「出血大サービス」。お誕生祝いにふさわしく心のこもった盛りだくさんのおもてなしでした。

Mちゃん、ほんとうにいつもありがと〜。m(__)m 楽しかったわ♪

 

(さて、さて、こうきたら次のMちゃんのお誕生会はどういくか?)

テツオのテッパン

先日のお食事会は、麻布十番にて鉄板焼き。

焼いてくださる大将は、鉄男さん。つまり、鉄男の鉄板焼き。これご本名だそうで、まさに鉄板焼きの申し子のようなお方ですね〜。お店の名前もそのまま、「TETSUO」といいます。

鉄男さんの焼く和牛にフォアグラ、ウニ(これはゴハンが焼いてあります)、みんなおいしかった!!お肉の焼ける様子をビデオで撮っていた友人。肉には足が生えていないので歩かないし動かない・・・これって、You-Tubeにアップしても楽しいのだろ〜か??(汗)

 

 

 

 

カウンター席は、ついついおしゃべりするのを忘れて鉄男さんの手さばきに見入ってしまいます。

じつは、いちば〜んこのお店で感動したのは焼きものではなく、ナマものなのです。

一口では食べられないようなぱんぱんに太った巨大な広島のカキ。鉄板焼き屋さんのメニューにしてはあまりにも見事。聞けば、鉄男さんも店長のブライアンさんも、かつてオイスターバーでともに働いていたそうで目利きなのですね・・・・ナットク!

わたしたちよりあとのお客さんには、カキはもうなくなっておりました(ごめん、全部食べてしまった!)

お店はちょっとばかりフシギなつくりですが、海鮮、お肉、お野菜(パーニャカウダ!)など、すべて新鮮。おいしかったですよ〜。

今年もにぎやか、サクラの宴

ついにサクラが満開!(^O^)/  お花見もたけなわですね。

行ってきましたよ!夜桜見物。二昔も前からおつきあいさせていただいている仲良しのオニーサマ、オネーサマ方とご一緒に。

場所は吉祥寺の井の頭公園。ここはわたしのホームタウンなので、駅をおりるとその空気にはなつかしさがいっぱい。この公園も幼少の頃からの遊び場でした。

でも昨晩は冷えていたので池を一巡するやいなや、そそくさと宴へと直行。

会席料理の「利久」さん。このメンバーでもう何度となく伺っているお店です。

本日はお花見の宵にふさわしく春爛漫の美しいお料理に、器もサクラづくし。板さんは七十を過ぎていらっしゃるそうですが、あちらこちらに新しいセンスが感じられるすばらしいコースでした(パチパチ!)。そしてもお腹いっぱい!

もう動けない!というほど(実際、コースは十品ほど)いただいているにもかかわらず、いつもの習慣でケーキを食べにいっちゃいましたよ(習慣とはおそろしい!)。いつもは四人でケーキを六個頼むのですが、今回はさすがに三個どまり。それにしても古希をも超越してしまっているオニーサマ、オネーサマ方はいつもイキイキ、パワフルで、わたしがいちばん老人っぽいのはなぜ・・・?(時間が逆転している?!どうにかせねば・・・汗。)

今年もよいサクラの思い出ができました。m(__)m

きょうはあったか

昨夜の暴風雨、駅前に積みあげられたカサの残骸を見て、あらためてすごさを感じましたよ。

開きはじめのサクラが気になりましたが、大丈夫!きょうはずいぶんと華やかになってきています。ここ目黒セーヌ(目黒川とよぶ人もいますが)は、すでに出店まで出て昼間から賑わっています。わたしのお花見は6日です♪

さて、本日は銀座に出たついでにひとりランチ。

エスニック気分かな〜・・・ということで、「ベトナム アリス」さんへ。

前菜で春巻きいろいろ。揚げたの、蒸したの、生のもの。やっぱりお野菜いっぱいの生春巻きが好き。甘辛のタレやおみそをつけると、風味がさらにベトナムです。パクチーがテーブルに活けてあり、ここぞとばかりにワシワシいただきましたよ〜。(昔は大〜嫌いで、タイに行ったときにはゴハンが食べられずに泣きそうでしたが、大人になったのね。)

前回は鶏肉のフォーをいただいたので、本日はカレー。ココナッツミルクたっぷりで、具は鶏肉と自然薯(ジャガイモよりもモチモチ!)がゴロゴロ。そして、細長いお米もこのカレーには欠かせません。

食後はベトナムコーヒー。粉っぽいところがコンデンスミルクとマッチしています。甘くておいしい。

お店の方は全員ベトナムの男性。食後にぼ〜っと厨房をながめていたら、中にいたコックさんと目があってまるで知り合いのように思いっきり微笑まれてしまいました。ああ、びっくりした。どうリアクションしたらよいものか?日本人だったらすっと目をそらすところですが、ベトナムの方は人なつっこいのでしょ〜か?(いや、このオニーサンだけか?)

スタッフ新年会 2012

わたしたちの新しい年は、辛〜いお鍋から。この時期、必食!もうこれは「るん」スタッフ定番メニュー。

今回は赤坂にある「火鍋屋本店」。

代官山にあったマーラータンが山椒・唐辛子ざくざくで劇的に辛くお気に入りだったのですが、残念なことに閉店。それ以来、火鍋難民。あちこちのお店を点々としています。が、いまいち決め玉がないのです。はっきりいって、どれもあまい!ぬるい!本気じゃない!(・・・ていうか、わたしたちの味覚がすでに正常範囲をこえてる?!)

今回のお店は全員が中国人スタッフ。お店に漂う匂いも、妖しさがあってなんかいい感じ。それに、お鍋の辛さはチョイスできるときています。迷わず「激辛」!(もともと辛いのぜんぜんダメですが、ここ何年かの特訓の成果。)

しかし、中国人が出す本場の「激辛」をなめてはいけない。ひさびさに悶絶鍋。むせてます。怪しい汗を流してます。奇声も発してます。

それなのに・・・それなのに・・・さらにお鍋にこんなことを!これ↓、これを投入。これは海老の唐辛子炒め。といっても、唐辛子の山に海老が埋もれてます。(この料理自体が理解不能。こんなに唐辛子を使う意味がどこにある?)Yちゃん、この唐辛子をすべて鍋に投入。さらにグツグツ煮詰まって、この世の食べ物とは思えないありさま。

口は痺れるし、ヘンなところに頭痛がしてきて、しまいにわたしはギブアップ。すると「たかちゃん、変わっちゃったね!」とSちゃんが冷たく言い放つ。そんな腑甲斐ないあなたは知らない、と言われているようで寂しくもあり・・・(笑)。しかし、どうして、これは正常な反応ですよ〜。

唐辛子が煮詰まった真っ赤な地獄鍋の汁を持ち帰りたそ〜に残念さいっぱいで眺めるSちゃん。次回はタッパーを持参しましょ。

他にもお料理た〜くさん。お安くておいしくて辛くって、大満足のわたしたちでした。

ショーロンポー&北京ダック&白身魚の甘酢あん etc

(う〜・・・脳細胞目覚めたね・・・いや、死滅してる?)

PS じつは、この日の前日もわたしはこのお店にいたのです。「約束の時間になってもみんな来ないな〜」と。しばらくするとお店のおねえさんがきて、「アナタノ予約、アシタダヨ!」と。ゲッ、どうりで・・・!自分で予約しておきながら、新年早々おもいっきりボケてます・・・。(^。^;  いい年になりそうです(笑)。

今年最後のおでかけランチ

そろそろ年末のお休みに入られた方も多いと思います。一年間お疲れさまでした。

さて、きょうはおでかけランチの食べ納め、ゼックス愛宕グリーンヒルズのサルバトーレ クオモ ブロスにやってきました。

広々とした入口のバー、ラウンジ付近。42階からの眺めはベイブリッジ、東京湾まで見渡せます。

このレストランの売りは、お食事をしながら目の前に大きな東京タワーが楽しめること。ほんとは、夜景を楽しみたいレストランではあります。が、きょうのところはランチで。

せっかくなので「東京タワーがよく見えるテーブルで」と予約の際お願いしたら、お願いしたとおりに東京タワーとにらめっこするようなテーブルセッティング。

というのは、他のテーブルは窓際に沿って配置され向かい合わせに座る席なのですが、わたしたちのテーブルだけは窓の外に向かって並んで座る、つまり外を見ているスタイルだったのです。それもフロアの真ん中あたりで。わたしたちからは他のお客さんは目に入らずひたすら外の景色を楽しみましたが、これって特別席っぽくてかなり浮いていたかも・・・。

お食事は食前酒、前菜、ピザ、パスタ、メイン、デザートの盛り合わせ、コーヒーというコースでお腹いっぱい。お野菜がたっぷりでどれもおいしく、今年最後をしめくくるランチにぴったりでした。スウィーツにこだわる多菓子としても、どのデザートも十分に合格点でした!

あった!幻のカボチャ

何度もブログに登場している恵比寿「丁未 坂」さんに行ってまいりました。2007年からこんなにリピートしている和食のお店ははじめてです。

しかし実際、和食のお店なのか、はたまたフレンチか、いえスウィーツのお店か、はたまた蕎麦屋だという人までいたりして。でも全部あたってるところがスゴイ。それぐらいいろいろな顔を見せてくれるお店で、店構えで由緒正しい和食屋さんだと決めつけて入るとビックリしますよ。

なんせお箸を使っていたかと思えば、ナイフとフォークに早変わり。これが何回か繰り返されることに。

すでにいろいろ書いているのでここで改めて申し上げるまでもないのですが、和食の繊細なお味にベストマッチなフレンチの組み合わせ。そして、かたぎのお蕎麦屋さんでさえたじたじな十割蕎麦。最後は、そこらのパティシエは足下にさえおよばない本格スウィーツ。

それぞれのお料理にどれほどの手間をかけていらっしゃることか、うかがうとひっくり返りそうになります。まったくの妥協なし!ホント、このお仕事に対する姿勢、いつも見習わなくっちゃと思うのですよ。

並べてみるとちょっとビックリ「あら?こんなにいただいてたの?」って。小松菜の温かいおひたし、あんきも、鶏の手作りソーセージ、お造り、海老しんじょうのお椀、イベリコ豚(ああ、どれもステキな名前がついていたというのに・・・汗)、タラのポワレ、十割蕎麦、わらび餅。

そして、カボチャのデザートは超お気に入り中のお気に入り。これは坂さんのお眼鏡にかなったカボチャが登場しなかった年には作られない幻のデザート。残念ながら、去年はお目にかかれなかった・・・。けど、今年はラッキー!いました!いました!

作り方は、まずはおいしいマドレーヌを焼いてそれをブランデーに漬けるところからはじまり、そのマドレーヌと栗を入れて裏ごしたカボチャとともに焼くというプロセス。上には手作りのキャラメルアイスかチーズアイス。そんなに重くもなく、甘すぎず、お酒の香りがして絶品!スウィーツ多菓子としては幸せなひとときです♥(もちろん、お料理は言うまでもなく絶品でした。)

今年もありがとうございました。m(__)m