先日、こんなところにお出かけしてきました。
ちょいとヴェルサイユっぽい?! (*´∀`*)ノ
なかは、こんな感じで ・・・ 建物と噴水の雰囲気が、どことなくヴェルヴェデーレ宮殿の雰囲気に似てるかも・・・。友人も同じ意見でした。
確かに、ここは宮殿ではあります。 ・・・ 迎賓館・赤坂離宮。
友人が、なかなか見ることができない和風別館・游心亭の見学チケットをゲットしてくださったのです! うれし〜♪
日本のおもてなしの最高峰、真髄を見学することができます。 (*⁰▿⁰*)
どこもかしこも国宝級のものばかりですが、驚くほどにシンプルです。すべてをそぎ落としたすがすがしさとでもいいましょうか? ああ、日本の美って潔い。
でも、おかしな話しがいくつかあって ・・・
お玄関の渡り廊下にある真っ白な玉砂利と鮮やかな孟宗竹の壷庭。
これは設計された建築家 谷口吉郎氏の世界観で、静けさとすがすがしさが演出されている江戸風のお庭だったのだそうです。が ・・・ その後、ときの内閣総理大臣 TK氏が訪れたとき、「ここには石がなくちゃいけないだろう!」という鶴のひと声によって、大きな貴船石が三つ運びこまれ、結局江戸風の粋なお庭は、あっというまに京風のよくある枯山水の石庭に様変わりしてしまったそうな。(∩˃o˂∩)
また、建物の全面には大きな水盤が作られていて、これは建物のなかに水のゆらぎが美しく映しだされるよう設計されていたそうな。それも TN氏の「錦鯉がいないのはおかしいだろう」のひと声で、たくさんの錦鯉が放たれたそうなのです。
しかし、なんせ池としては設計されていなかったので、いっぺんに30匹も死んでしまったそう。その後、水盤はお池として深く掘りなおされて、残りの鯉は無事サバイバルしています。このゆらぎの水盤も、よくある日本庭園のお池と化したのでありました(笑)。(よく海外からの来賓と首相が、一緒に鯉にエサをやっている図がテレビでながされますね。)
そうですよね。政治家さんの庭先って、大きな石と錦鯉のイメージですものね。彼なりの豪華さの表現には必須だったのでしょうね(笑)。ちなみに、そのとき設計者の谷口氏はすでにお亡くなりになっていたそうです。
お食事のお部屋やお茶室も見せていただきました。
壁なども、ちょっとキズがあったりすると全面とりかえになるそうで、決してふれることなく廊下の真ん中をしずしずと歩きます。壁ドン、禁止ですね。(笑)
このあと、本館となる迎賓館も見学。
それはそれはきらびやかだけれど、西洋のお城のような冷たさがまったくないのは木のあたたかみが感じられるせいでしょうか?
とても見応えがあって、お腹いっぱいな感じです。これぞ、ホンモノの威力ですね。
お声かけていただいて、ありがとうございました! すっかり姫気分です。(^-^)