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食べる人♪

むかし、コマーシャルに「ボク、食べる人!」「ワタシ、作る人!」っていうのがありました(古いっすね〜!)

少し前まで、わたしはもっぱら「作る人」でした。ゴハンにしろスウィーツにしろ、新作にどんどん挑戦して友人をよんでふるまって・・・。その頃の口ぐせは、「誰か〜!わたしにゴハンを作ってくれ〜!」。

ふと、気がついたら・・・いつのまにかわたしはもっぱら「食べる人」。どうやら、「作る人」のお役目をやりきったのか、お休みしているのか、今は「食べる人」を追求中。

人生のどんな場面においても、わたしたちはバランスをとることを重視しています。ず〜っと与え続けてきた人は、あるときから受けとるレッスンをすることになるし、もっぱら自分にしか目がいかなかった人は、まわりにご奉仕するレッスンがきたり・・・いろんな面でバランスをとりすべてを体験しようとするわたしたち。

よくこんなことがありましたっけ。友人たちと旅をしていて、わたしがあまりにもみんなの面倒を見すぎると、きまって倒れたり、ハチにさされたりアクシデントを起こすのです。つまり、面倒みてもらうばかりじゃなくって、たまにはゆだねて面倒みてもらいなさい、といういうことらしいのです。

というわけで、目下もっぱら「食べる人」に甘んじているわたし。じつは、素晴らしい料理人である友人たちに恵まれてしまったのもその理由。この日のメニューは、手作りラザーニャ!(これ、絶品!今まで食べたラザーニャの中でいちばん美味!)そして、わさび風味のサラダも手作り(これはお野菜の歯ごたえがなんともいえません)。そこに、スパークリングワインにチーズ、パン、スウィーツがあって、そのうえ楽しい仲間がいる!という贅沢。(ちなみに、わたしは何ひとつ、作っていません。笑)

しばし、「食べる人」の醍醐味を堪能させていただきま〜す♪

たかちゃんの本箱 「幸せな子」

タイトル「幸せな子」とはほど遠い内容です。これでもか!と襲いかかる苦難と悲劇。それでも生きてゆく小さなこども。「幸せな子」というより、わたしにいわせると「地獄で仏な子」とでもいいましょうか?つまり、地獄にいてもなお生きながらえる子、ということです。

ユダヤ人である著者トーマス・バーゲンソールが第二次世界大戦中の収容所での実体験をつづった本書。当時ほんの7歳ほどだった少年トミーは両親と引き離され、たったひとりでガス室行きの選別や収容所での病気、食べ物のない苦しみ、極寒での死の行進、足の指を失う災難・・・という度重なる絶体絶命を生きぬきます。仲間がばたばたと命をおとす中、なぜか奇跡的に生きのびてゆくのです。たったひとりぼっちで。

戦後、この収容所の様子を綴った本数冊にこの男の子の姿が記録されています。収容所の「小さな天使」として。一人のみならず、複数の人が彼の幼い姿を天使として記憶しているのは、おそらく極限の生活の中でも、その純粋無垢さが人々に安らぎを与えていたのかもしれません。

少年は収容所から解放されたのち、女性収容所で生き残った母とこれも奇跡的に再会。ようやく子供らしい子供時代を取り戻します。今まで、誰に甘えることも、頼ることも、守ってもらうこともなかった子供が、10歳をすぎてようやく無条件に自分を投げ出すことができるようになったのです。

幼少期に壮絶な体験をくぐり抜けた彼は十代にして大人と議論ができる少年に成長し、果てはアメリカに渡り、ハーバードで博士号をとり、国際司法裁判所の判事として人権問題において世界的な影響を与えているのです。

仲間や家族はみな殺され、当然この場面ではもう絶対ダメだというときにも不思議と生きのび続ける小さな男の子。それもたったひとりで。いったい何が彼をそんな「幸せな子」にしたのだろうと考えました。当時の写真を見るととってもかわいいので、たしかに多くの人が無意識のうちに彼をかばっていたこともあるかもしれません。この本の内容からはくみとれませんが、少年の性格も無垢で人の心に愛をよびさます特別なものがあったのでしょうか。

わたしが感じるのは、ここで生き残ることこそが「彼の道」だったし「寿命」だったということ。病気であれ、事故であれ、それがどんな亡くなり方にしろ、わたしはそれが「それぞれがもっているまっとうな寿命」だと感じます。たまたまやアクシデントはなく、それこそが自分がきめてきた命の長さであると。彼の「寿命」は収容所を生きのびて、その体験を世界中の人権問題のために役立て貢献し、そしてついにお役目が終わったときにやってくるのでしょう。

やはりどんなにつらい体験であっても、そこには自分の存在意義をかけた学びが存在しているのだな〜と感じました。

PS 眠る前に読んでいたら、新年からめいっぱい収容所に入れられる夢をみました。(@_@)

"くりからもんもん”求めて三千里?

Mちゃんと恒例の初詣。今年はぐっと近場で浅草です。ただ行くだけじゃあつまらない、と思いっきり在日観光日本人コース!

まずは、め一杯おのぼりさんっぽく日の出桟橋から水上バスで、あのアサヒビールの”きんとん雲”をおがみつつ浅草へ。そそり立つビールジョッキのような本社ビルのおかげで、きんとん雲はすっかり影が薄くなっておりました。

仲見世をひやかしつつ雷門へ。ロケ中の石ちゃんと柳原加奈子ちゃんを発見!(おおっ、ふたりともTVよりもデカ〜!)そして、定番中の定番、「頭よくな〜れ!顔よくな〜れ!全身アンチエイジング〜!」とお線香をあびまくり。しっかり五円玉でお参りも。

その後、じつはコレがほんとの目的!今密かに人気をよんでいる「入れ墨キューピー」を購入。わお〜!こんなに可愛いのにめいっぱい極道じゃ!それぞれに虎と般若を背負ったコワカワイイのを二人購入。(じつは、キューピーフェチで「たらこ」のも欲しいと思っている・笑)

途中、すかさず人形焼きと手焼きおせんべいの味見をしつつ、それでもお昼にはお腹がぺこぺこ!行列ができている老舗(らしい)洋食屋さんを発見。並んでみました。あとで知ったのですが、とある文豪が愛したお店らしいのです。しかし、お値段はわりと高めだし、量も少なく(わたしにはとても足りない!)、また雰囲気があわただしく、今となってはお味はふつ〜かな〜・・・。人気のお店体験してきました!という感じです。

ランチで満たされなかった空腹を抱えて、さっそく甘味処「梅園」へ。すると、なんと喫茶はお休み。でも、そこであきらめない私たち。日本橋高島屋に「梅園」が入っているのを聞きだし、さっさと浅草をあとに、「あんみつ」を求めて日本橋へとフットワークをすすめたのでした。さすが行ったかいがありまたよ〜!クリーム白玉あんみつ!最高!黒蜜がすご〜く濃厚で、あんこがこのうえなくコクがあり、大ヒットでした。

そして、これも毎年恒例、Mちゃんと二人で語る新年の抱負。毎年、ここで口にしておくと実現するというジンクスあり!ということで、あんみつ屋さんにねばること数時間、去年の反省会にはじまって、今年の抱負(それが、偶然にもふたりとも同じでした!)を熱く語り、今年もともに楽しい時間をわかちあうことを誓ったのでした〜♪

ステキな一日をありがとう!

もっとゆっくり見ていたい・・・

「また、あの河口湖の一竹美術館を訪れたいな〜」と思っていたところ・・・舞いこんだ一葉の美しい葉書。久保田一竹さんの東京で行われる個展の招待状でした。

一竹さんとは、60歳をすぎて「一竹辻が花」という独自の染め物の世界を確立され、世界中でたくさんの賞をとっていらっしゃる方。少年の頃に博物館で目にした「辻が花」という染め物の切れ端の微妙な色合いと、戦時中シベリアで見た燃えるような夕日にインスピレーションをえて、40代からこの世界に入られたというからびっくりです。2003年に亡くなられていますが、わたしがはじめて「一竹美術館」を訪れたときにはお庭にいらっしゃって「こんにちは」と声をかけてくださったのを思い出します。とてもとても静かで穏やかな雰囲気の方でした。現在は、二代目の久保田一竹さんがまだ未完の連作の制作を継承されています。

今回の個展はフラワーデザイナーの川崎景太さんとのコラボレーション。河口湖の美術館では富士山をモチーフにした連作が展示されていましたが、こちらではまた趣きがちがう「花」をテーマにした作品が数多く展示されていました。

一代目の一竹さんは「いぶし銀」のような作風でしたが、二代目の一竹さんは作品に「華麗さ、華やかさ」が感じられます。でも、どこから二代目か制作されたかは年代を見ないとまるでわかりません。二代目一竹さんは会場にいらしゃいましたが、まるで僧侶のような雰囲気の方でした。

「辻が花」は絞り染めなのですが、その手法も気が遠くなりそうなもの。そこからどうしてこのような微妙なグラデーションや細かいモチーフ、そして深い色合いが生まれるのか・・・。どこかこの「一竹辻が花」には時間をわすれさせ、悠久の流れにのみこまれてしまうような不思議な感覚を感じさせてくれます。

1月12日まで銀座の松屋でご覧になれます。素晴らしいです!お時間があったら是非どうぞ。

あけましておめでとうございます

今年もみなさまにとって健やかでさらに楽しい一年となりますように♪
そして、今年もどうぞよろしくおねがいいたします。

年の瀬から新年まで、いつもと同じ一週間でつながっているはずなのに、お正月を迎えるとなぜか12月とはムードが一変しますね。心なしか日が長くなり、陽射しもぽかぽか明るく、人々も楽しそうに感じます。それに、しまい忘れたクリスマスグッズはいにしえの物のように所在なげ・・・(じつは、まだ10日しかたってないのにね)。気分が新たになると過去はどうでもよくなって、とても遠くに感じられるようです。

さてさて、今年もゆるゆると楽しく充実の一年にしたいと思います。「オフィス・るん」の「るん」は「風」という意味があり、わたし自身も風の宮の生まれで、風のエネルギーです。でもね、今年はなぜか「水」になってみたい。こだわらず、抵抗せず、自在に姿を変え、とうとうと流れる水!(あれっ?これって風と同じじゃないの?)今年のわたしのテーマは「水」で〜す♪

ウシさん、来てます!

ゆっくりこの一年を振り返り余韻にひたるまもなく、もうウシさんがそこまでやってきてしまっています!!

今年一年、ただただ、わたしを見守り励まし育んでくださった皆様に、そしてわたしに巡りきた出来事のかずかずに感謝、感謝の一年でした。

来年も心をこめて、ていねいに、いつくしみながら日々をすごせたらと思っております。

この一年、ほんとうにお世話になりありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。

農家でゴハン♪はいかが?

今年はクリスマスがすむや、間もなくお正月休みに入った方も多いようですね。わたしはここ数日が最も忙しい日々。「なんとか今年中に心のアカを落としたい!」と思っていらっしゃる方々を少しでもスッキリと・・・あちこちに予約を詰め込んだすえ、夜は夜で忘年会。ああ・・・、わたしの心のアカも落とさなくっちゃ!ですよ〜。

さて、昨夜はリコネクションの同期のTA仲間とのお集り。恵比寿「農家の台所」でヘルシーなお疲れさま会です。このお仲間とは、今年二月のプラクティショー メンタリングコースで顔を合わせてまだ一年とたっていないのに、旧友のように感じてしまいます。いろんなチャレンジを一緒に乗り越えてきたからでしょうね〜。「ものごとを続けられるかどうか」というのも、いい仲間との出会いが大きなカギになりますよね。みんな、たくさんのサポートをありがと〜♪

さて、この「農家の台所」は入り口「冷蔵庫」、なかミニ菜園という不思議なレストラン。有機野菜を中心としたお料理で、お店に行くとまずグラスを渡されてこれにサラダバーのお野菜をつめこみます。飲み物も野菜ベースで、わたしが注文したのはトマカン。はやいはなし、トマト&ミカンなのですが、どうやらお酒だったらしく酔っぱらいましたわ。

こんなお店、女の子ばっかりかと思えばそうでもありません。最近、男子も草食動物化しているといいますからね〜。日頃お野菜がたりてない方、ぜひおすすめです。ワッシワッシお野菜を食べてきてくださいな。

赤ちゃんサンタ

クリスマスは終わりましたが、うちにはまだサンタさんがおります。

自称「ヒゲのないサンタさん」にいただいた「ベビー・サンタ」。別名「あまおう苺」ともいいますが(笑)。ベビーといっても太ってますよ〜、これは。見たことないぐらいすごいです。

知ってました?「あまおう苺」って、「あかい」「まるい」「大きい」「うまい」の頭文字をとってネーミングされてるんですと・・・!!

だいたい、美しい化粧箱とふかふかのクッションの上にうやうやしく鎮座した苺をいただくことはめったにあることではありません。心していただかねばっ!

・・・と、いいつつも、このかぐわしい香り。上品な甘さ。サンタさん、ごめんね。ゆっくり愛でてるひまもなく「あっ!」というまに消滅しそうです。

今年もきれいなツリーをありがとう♪

街のあちこちで煌めくツリーも今晩が見おさめ。

明日の朝には、手品のように門松へと姿を変えてしまいます。うかれ party 気分が、急に新年を迎える粛々とした気持ちへと切りかわるとき。

もう少しツリーを眺めながら、今年のあれこれに感謝して、そして手放すことにいたしましょう。

 

 

迷ったかいがありましたよ

Merry Christmas!

パン屋さんやケーキ屋さんの前をとおりかかったときに、何度か手にとっては迷っていたのです。「買おうか?他をもっと探そうか・・・?」